近鉄百貨店news|第2Q売上高625億円12.1%増・経常利益44.5%増
(株)近鉄百貨店(大阪市阿倍野区、梶間隆弘社長)が2026年2月期の第2四半期決算は売上高557億8500万円(前年同期比12.1%増)、営業利益26億2000万円(32.2%増)、経常利益26億3000万円(44.5%増)、中間純利益35億9000万円(151.5%増)。
営業利益率4.2%(3.6%)、経常利益率4.2%(3.3%)。( )は前年数値。
近鉄百貨店は2025年4月11日に公表した「中期経営計画(2025-2028年度)」に基づき、長期ビジョンとして掲げた「くらしを豊かにするプラットフォーマー」を目指し、「百“価”店事業」への進化など4つの基本方針に基づく諸施策を強力に推進している。
主なセグメントでは、百貨店業は、前年の免税売上げの反動減があったが、「2025大阪・関西万博会場内オフィシャルストア西ゲート店 KINTETSU」が第1四半期から引き続き想定を大幅に上回り好調に推移した。また、「中期経営計画(2025-2028年度)」の重点施策の一つである「基幹店あべのハルカス近鉄百貨店『リモデル』」では“何度も行きたくなるデパ地下”の構築を目指し、菓子売場を中心に順次改装を実施した。
「あべの・天王寺エリアの魅力最大化」の施策では、近隣商業施設Hoopを本年6月から来春にかけて大規模リニューアルを行っていて、期中に「SALOMON」「New Balance」といった人気スポーツブランドや大型スポーツ専門店「スーパースポーツゼビオ」などがオープンした。
さらに、外商売上げも堅調に推移した結果、売上高は513億4800万円(12.5%増)、営業利益21億7700万円(41.1%増)となった。
卸・小売業は、(株)シュテルン近鉄で新車中古車とも販売が好調に推移し増収となったが、利益率の低下やデモカーに伴うリース料などの諸経費の増加により減益となった。売上高79億0200万円(13.1%増)、営業利益1億1600万円(14.5%減)となった。