サンエーnews|第3Q営業収益1825億円3.3%増・経常利益1.9%増

(株)サンエー(沖縄県宜野湾市、豊田沢社長)が 2026年2月期の第3四半期決算を発表した。

3月1日~11月30日の連結業績は、営業収益1824億6100万円(前年同期比3.3%増)、営業利益126億2600万円(0.8%増)、経常利益131億0900万円(1.9%増)、四半期純利益80億7700万円(0.7%増)と、増収増益だった。

営業利益率は6.9%、経常利益率は7.2%。

沖縄県の小売業界は、個人消費や入域観光客数が前年同期を上回って推移しているが、継続的なインフレ下で、顧客の節約志向が高まっており、人手不足や各種コストの増加、業態の垣根を越えた競争の激化など、厳しい経営環境が続いている。

同社は経営方針を「あるべき姿」とし、人財力や仕組力、商品力、店舗力の向上に取り組んでいる。

「人財力の向上」では、正社員、パートナー社員(パート)、アルバイトに対する社員研修を積極的に実施し、企業理念の浸透や七大基本 (クリンリネス、鮮度と品質、品揃え、価格、陳列技術、サービス、正しい表示) の徹底などの理念教育と、実務研修として事業部研修 (県外や海外のメーカーや産地・工場の視察研修、食品加工センターと店舗社員の交流研修)、新任店長研修を行った。

「仕組力の向上」では、食品スーパーはフルセルフレジや電子棚札、外食レストランはタブレットオーダーシステム・配膳ロボットなどの効率機器を積極的に導入し、接客対応時間の増加や働き方改善につながる取り組みを進めている。今期末までに食品スーパーに電子棚札を20店舗、フルセルフレジを24店舗へ導入する予定だ。

「商品力、店舗力の向上」では、食料品は他社と差別化し、「くらしモア」「ローソンオリジナル」「成城石井」の商品の販売を強化している。また、食品スーパーにおいて試食販売を強化し、商品価値を伝えることで売上点数アップにつながるよう取り組んでいる。衣料品は、沖縄独自の「かりゆしウェア」の売上げが好調に推移している。国内・海外からの観光客の増加に伴い、土産品の売上げや免税売上げも伸長している。

既存店については、4月に「V21食品館我如古店」(沖縄県宜野湾市)を、8月に「V21食品館照屋店」(沖縄県沖縄市)を、10月に「西原シティ」(沖縄県中頭郡)を、11月に「宮古オリタ食品館」(沖縄県宮古島市) を改装した。また、6月に「石垣シティ」(沖縄県石垣市) を建て替え、新館を開店した。一方で、10月に「マチナトシティ」(沖縄県浦添市) を閉店した。

また、新規業態として6月に「サンエー浦添西海岸PARCO CITY」(沖縄県浦添市) 内に「サンエーNintendo Area(任天堂売場)」を、9月にフランチャイズ店舗「Soup Stock Tokyo 沖縄・浦添パルコシティ店」を開店した。

小売業の営業収益は1754億円(3.1%増)だったが、一方で既存店の建て替えや改装に伴う休業や経費計上もあり、セグメント利益は108億8800万円(2.4%減)となった。前年より気温が低く推移した影響で、衣料品や食料品を中心に季節商材が苦戦したことや、家電では前年実施された沖縄県の省エネ施策 (2024年6月~2025年1月) の反動減が見られた。10月以降「サンエーアプリ」を活用した販促施策や店頭での試食販売を強化したことにより、既存店の売上げは堅調に推移した。

コンビニエンスストア事業 (CVS) の 営業収益は70億7400万円(8.2%増)、セグメント利益は17億3700万円(27.3%増)。FC店舗を1店舗閉店したが、6店舗の新規開店と既存店が好調に推移した。

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