ヤマナカnews|第1Qは営業収益1.2%減・経常利益52%減でスタート
(株)ヤマナカ(愛知県名古屋市、中野義久社長)は、2018年3月期第1四半期決算を発表した。
連結累計期間(3月21日~6月20日)の経営成績は、売上高に営業収入を加えた営業収益が243億2600万円(前年同期比▲1.2%)、営業利益9500万円(▲56.1%)、経常利益1億0700万円(▲52.1%)、純利益2700万円(▲73.7%)となり、減収・大幅減益となった。
営業収益対比の営業利益率は0.3%、経常利益率は0.4%だった。
第1四半期は、商品政策では、簡便化・健康・おつまみなどをテーマにした品揃えを充実させ、連結子会社のサンデイリー(株)の米飯工場を活用してデリカ部門の強化を図った。販売政策では、電子マネー機能付きポイントカード「グラッチェプラスカード」の会員増加に取り組んだ。販売データを活用して商圏特性に合わせた品揃えの改善を進めている。4月に名古屋市昭和区の安田店、5月に愛知県田原市の田原店の改装を実施した。
ヤマナカは2018年2月期までの中期3カ年計画では「経営の質を向上させ持続的成長を目指す」ことを掲げている。そのうえで、第1に、グループの強みを最大限発揮させる。第2に、店舗および本部の生産性を向上させる。第3に、働き甲斐のある職場づくりの3つの経営課題に取り組んできた。
とくに3カ年の最終年度となる今期は、“カスタマー・ファースト”を基本方針として、全店が「お客様支持No1店舗」を目指している。中京地区の老舗スーパーマーケット、勃興期の名門企業として、カスタマー・ファーストを方針とするのは正当である。そのカスタマー・ファーストを真剣に徹底した結果として、顧客に利益を還元したのが第1四半期だったとしたら、第2、第3四半期にその成果が出てくるだろう。
今期の連結業績は、営業収益988億円、営業利益7億9000万円、経常利益8億2000万円、純利益5億円を見込んでいる。
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