ゼビオnews|第1Qはスポーツ好調・衣料不調も売上高3.5%・経常利益27%増
ゼビオホールディングス(株)(福島県郡山市、諸橋友良社長)は、2018年3月期第1四半期の決算を発表した。同社はスポーツとアパレルのチェーンストア。
4月1日~6月30日までの連結業績は、売上高607億1100万円で前年同期比3.5%増だった。営業利益は47億8600万円(21.2%増)、経常利益49億4700万円(26.5%増)、純利益25億6800万円(21.8%増)と、増収幅も2割台で好調だった。
しかも売上高対比の営業利益率は7.9%、経常利益率は8.1%と高い。
期間中は、例年より日照時間が長く好天に恵まれ、堅調に推移した。国内小売事業は、中小商圏フォーマットの再構築に取り組み、地域や気候の変動を意識した売場づくりに注力した。その結果、国内小売事業各社の既存店売上高は前年を上回った。
既存店投資に集中する方針から新規出店を抑えたため、国内では主力のスーパースポーツゼビオの出店は1店舗に留まった。そして、6店舗のスーパースポーツゼビオで売場変更を試みた。アウトドアコーナーをインショップ形式にして、アウトドア専門店「L-Breath(エルブレス)」を導入した。結局、16店舗を出店し、2店舗を閉店した。
期間末のグループの総店舗数は、759店。グループ合計の売場面積は前連結会計年度末に比べて448坪増加して19万3641坪となった。
ゴルフ用品・用具部門は、好天に恵まれたことで、好調に推移した。この部門売上高は、前年同期比8.2%の増加となった。
一般競技スポーツ部門は、品揃えの強化や特定カテゴリーの売場強化が奏功し、堅調に推移した。部門別売上高は、前年同期比1.4%の増加となった。
スポーツアパレル部門は、ファッション性が高い商品が好調に推移した一方、ベーシックなアイテムは低調だった。部門別売上高は、前年同期比0.6%の減少となった。
アウトドア・その他部門は、アクションスポーツアイテムが低調だったが、タウンユース向け商品が堅調に推移した。他部門売上高は、前年同期比1.8%の増加となった。
通期の業績は売上高2300億1900万円、営業利益89億7700万円、経常利益90億1800万円、純利益33億0900万円を見込んでいる。
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