J.フロントnews|8月度は化粧品・高級品が牽引し3.6%増で5カ月連続増収

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一代表取締役社長)は8月度百貨店事業の売上速報を発表した。

百貨店事業全体では3.6%プラスとなり、5カ月連続で前年を上回った。
8月度は、秋物婦人ファッションはまだ動きが鈍かった。しかし、紳士服飾や食品が堅調に推移し、化粧品、ラグジュアリーブランド、美術宝飾品が大きく売上げを伸ばした。インバウンドも好調で、大丸松坂屋百貨店では免税売上高は前年同月比83%増、客数54%増、客単価19%増と驚異の伸びとなった。

店舗別に見てみると、大丸で増収だったのは、心斎橋店20.1%、梅田店0.5%、東京店9.3%、京都店4.5%、神戸店0.3%、芦屋店0.7%、札幌店7.7%で、都市型旗艦店はいずれも好調。とくに心斎橋店は20%を超えた。東京店は12カ月連続、札幌店は9カ月連続、心斎橋店は8カ月連続、京都店は4カ月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店中9店が前年実績を上回っている。一方、山科店は▲1.9%、須磨店は▲3.6%だった。

松坂屋を見ると、名古屋店が1.6%増、高槻店が1.7%増とプラスとなった。一方、上野店▲5.8%、静岡店▲4.9%、豊田店▲9.0%と前年割れとなった。

この結果、大丸松坂屋の合計は4.2%増で6カ月連続で前年を上回った。

J.フロントリテイリングの好調は継続している。

検索ワード:J.フロントリテイリング 大丸 松坂屋 百貨店 8月 売上高

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