ヒマラヤnews|8月期決算はアウトドア用品好調で売上高729億円1.2%増
スポーツ用品販売の(株)ヒマラヤ(岐阜県岐阜市、後藤達也社長)が、2017年8月期の連結業績(2016年9月1日~2017年8月31日)を発表した。
今期の売上高は729億0700万円(前期比1.2%増)、営業利益は11億3000万円(14.9%増)、経常利益は12億9300万円(21.6%増)、純利益は4億5800万円(前期は4億9900万円の純損失)で増収増益となった。
一般スポーツ用品は、上半期の暖冬の影響と、サッカー関連の動きが鈍かったことで、前期比▲0.8%。ゴルフ用品はゴルフクラブの価格競争が激しく、前期比▲2.2%となった。スキー・スノーボード用品は2年連続でシーズン初め暖冬少雪に苦戦したが、1月中旬以降の降雪と気温低下により改善がみられ、前期比10.9%の増収となった。
アウトドア用品は、夏の販売ピーク時に不安定な気候が続き、売上げ低下がみられたものの、期を通じてキャンプ用品が好調に推移したことと、アウトドアウェアがタウンユース中心に堅調だったことなどから、前期比14.6%となった。
販管費については、販促費、店舗運営費用全般の見直しを行い、当初計画に対して大幅に抑制することができた。
店舗状況は、ヒマラヤは7店を出店し、20店を閉店した。またグループ企業のビーアンドディは3店を閉店した。その結果、2017年8月末時点の店舗数は、ヒマラヤ110店舗、ビーアンドディー29店舗で合計139店舗となった。
連結経常利益は12億9300万円であるのに、純利益が4億5800万円なのは、上記のような大幅な閉店によるもの。特別損失として「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、ヒマラヤにおいて店舗等の減損損失1億6500万円、ビーアンドディーにて店舗及び本部の減損損失2億5400万円の合計4億1900万円を計上していることが一因となっている。
2018年8月期の連結業績は、売上高698億7000百万円(4.2%減)、営業利益14億2000万円(25.6%増)、経常利益15億3000万円(18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億円(52.6%増)を見込んでいる。減収増益の固い決算計画である。
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