キリン堂news|上半期売上高636億円/のれん償却済み経常利益52.7%増
㈱キリン堂ホールディングス(大阪市淀川区、寺西豊彦社長)の2018年2月期の第2四半期決算が発表された。
売上高は636億2300万円(前年同期比10.1%増)であったが、前連結会計年度をもって連結子会社であったニッショードラッグののれんの償却が済んだこともあり、営業利益は7億6800万円(67.1%増)、経常利益は11億4700万円(52.7%増)、四半期純利益は6億3600万円(423.1%増)と大幅な増益となった。
ただし、売上高営業利益利益率は1.2%、経常利益率は1.8%とドラッグストアにしては低い。
小売事業は売上高が626億6200万円(9.8%増)、利益は9億9700万円(5.2%増)。新店が寄与したことに加え、18店舗における売場改装、ポイントカードの活用等によって増収となった。前年度に出店した店舗を含む新店の経費負担を、増収に伴う売上総利益(163億7000万円)でカバーしたことで5.2%の増益となった。
上半期はドラッグストア11店舗(内、調剤薬局併設型4店舗)、小型店4店舗(内、調剤薬局併設型3店舗)を出店し、ドラッグストア2店舗を閉店した。
調剤事業を強化するために、2017年5月に、関西地区で展開する(株)メディカルトラストの全株式を取得した。同年6月には、地元企業から調剤薬局1店舗を譲り受け、さらにセントケア・ホールディングス(株)からメディスンショップ・ジャパン(株)の株式を取得した。同社は調剤薬局のフランチャイズ展開並びに直営店舗1店を運営する。
その結果、第2四半期末のキリン堂ホールディングスグールプの国内店舗数は363店舗体制になった。
卸売事業の売上高は9億6000万円(32.5%増)利益は4300万円(前期はセグメント損失5700万円)。卸売事業は堅調に推移した。医療コンサルティング事業については(株)ソシオヘルスケアマネージメントが営む在宅医療サポートが営業努力により増収となった。
海外事業は、中国事業の統合を進めた結果、子会社であった6社が連結の対象から除外されたため、減収となったが、先行投資による赤字が解消された。
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