イオンnews|9月イオンリテール既存店0.1%減/北海道以外MV各社減収
イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)が2017年9月度の営業概況を発表した。
基幹企業のイオンリテール(株)(千葉市美浜区、岡崎双一社長)は、既存店売上高は前年同月比0.1%減、全店ベース売上高は2.0%増だった。
総合業態を展開するイオン北海道(株)(札幌市、星野三郎社長)は既存店が2.2%増、全店で2.2%増とプラスを維持。イオン九州(株)(福岡市博多区、柴田祐司社長)は、台風18号による集中豪雨があったが、既存店は6カ月ぶりに0.2%プラスとなった。全店は0.2%減だった。
スーパーマーケット業態のマックスバリュ各社はどうか。
マックスバリュ北海道(株)(札幌市中央区、出戸信成社長)は既存店1.8%増、全店1.6%増。
マックスバリュ東北(株)(秋田市、佐々木智佳子社長)は既存店1.0%減、全店0.3%減。
マックスバリュ東海(株)(静岡県鵔東郡、神尾啓治社長)は既存店2.4%減、全店0.7%減。
マックスバリュ中部(株)(名古屋市中区、鈴木芳知社長)は既存店1.0%減、全店2.0%増。
マックスバリュ西日本(株)(広島市南区、加栗章男社長)は既存店0.1%減、全店0.3%増。
マックスバリュ九州(株)(福岡市博多区、佐々木勉社長)は既存店が1.4%減、全店で0.2%増。
マルエツ(株)、カスミ(株)およびマックスバリュ関東(株)で構成するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長)は、既存店0.1%減、全店では1.0%増だった。
スーパーマーケットで既存店・全店ともに前年をクリアしたのは北海道だけ。全店がプラスで既存店がマイナスの企業は中部、西日本、九州、ユナイテッドの4社。既存店・全店ともにマイナスは東北、東海の2社となった。
コンビニエンスストアのミニストップ(株)(千葉市美浜区、藤本明裕社長)は、既存店が1.3%増、全店0.9%増。既存店の伸びが牽引した。
ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、水野秀晴社長)は既存店6.5%増、全店で15.4%増で、引き続き好調。
衣料品専門店の(株)コックス(東京都中央区、吉竹英典社長)は既存店4.2%減、全店で1.8%減。
靴専門店の(株)ジーフット(東京都中央区、堀江泰文社長)は既存店9.7%減、全店で7.3%減。
イオングループの大型ショッピングセンターにおける児童遊戯施設を運営する(株)イオンファンタジー(千葉市美浜区、片岡尚社長)は既存店8.5%増、全店9.0%増で、増加率も高い。
コンビニ、ドラッグストア、アミューズメントは好調に推移したが、専門店は厳しい結果となった。
9月度の曜日回りは前年より土曜日が1日多く、その一方で、23日の祝日は土曜日だった。イオンの「お客さま感謝デー」は9月20日(水)と9月30日(土)の2回実施している。またイオンリテールでは客数の減少に歯止めをかけるために、日用品の値下げを当初予定の9月から8月に前倒しして実施した。PBの値下げやセールによる価格訴求が結果につながった。
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