ツルハnews|杏林堂子会社化して上半期売上高3079億円・経常利益12%増
(株)ツルハホールディングス(北海道札幌市、堀川政司社長)が2018年5月期第2四半期(2017年5月16日~2017年11月15日)の連結業績を発表した。
売上高3078億5900万円(前年同期比6.5%増)、営業利益200億5300万円(13.4%増)、経常利益208億3100万円(12.0%増)、四半期純利益130億4100万円(4.2%)と上半期は増収増益。
売上高営業利益率は6.5%で、経常利益率は6.8%。
ドラッグストア業界では、全体に追い風が吹いてはいるものの、競合他社の出店、価格競争の激化、企業の統合・再編への動きがあり、ある意味で厳しい経営環境が続いている。一方で、勝ち組負け組の構図が明確になりつつある。ツルハホールディングスは積極的なM&Aでウエルシアホールディングスと1位、2位を争うドラッグストアグループに成長している。
ドラッグストア事業会社は(株)ツルハ、(株)くすりの福太郎、(株)ツルハグループ ドラッグ&ファーマシー西日本、(株)レデイ薬局、そして2017年9月29日付けで(株)杏林堂グループ・ホールディングスを子会社化したことにより、同社の子会社である(株)杏林堂薬局が加わった。
今期は、カウンセリングを主体とした接客サービスの徹底を継続して行うとともに、戦略的な営業施策を実施している。
具体的には、高付加価値商品のカウンセリング販売に注力したほか、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応して、食品売場を中心に既存店舗の改装を推進した。また、ツルハホールディングスグループのプライベートブランド「エムズワン」「メディアワン」の競争力・ブランド価値向上のために、デザインを統一して視認性を高めた新パッケージを採用した。リニューアルも積極的に行っている。
店舗展開では、ドミナント戦略に基づいて地域集中出店および既存店舗のスクラップ&ビルドを推進した。期首より61店舗の新規出店と24店舗の閉店を実施した。
第2四半期末のグループ店舗数は、杏林堂の78店舗が加わり、直営店で1870店舗。
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