J.フロントnews|2月百貨店既存店4.5%増・パルコ3.3%減/不動産213%増

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一社長)が2018年2月の連結売上収益を発表した。

グループ内の百貨店の2月の売上収益は前年同期比4.1%増、9月から2月までの累計でも3.6%増と好調だ。大丸浦和パルコ店は7月31日に閉店したが、同店を除く既存店の2月の伸び率は4.5%増で、既存店累計でも3.9%と高い伸びを示している。

2月は婦人春物衣料品の動きが鈍かったものの、帽子・手袋が活発に動いた。バレンタイン商戦が好調に推移し、化粧品、ラグジュアリーブランド、美術宝飾品も大きく売上げを伸ばした。大丸松坂屋の免税売上高は54%伸長している。

パルコ事業は、2月の売上収益3.3%減、累計でも0.5%減と前年を割っている。集客型イベントが貢献し、話題性のある食品専門店や飲食店のテナント導入が奏功したものの、気温が低かったことから、春物衣料品が低調に終わった。また前年の大型内装・電気工事受注などの反動減があった。

不動産事業の2月の売上収益は212.9%増、累計は203.6%増。GINZA SIX(ギンザシックス)、上野フロンティアタワーの家賃収入が加わり、大幅増加した。

クレジット金融事業は2.4%増、累計でも2.7%増加した。

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