PPIHnews|ユニー保有の99イチバをG‐7HDに譲渡する契約書を締結

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(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長:PPIH)は、連結子会社であるユニー(株)が17日付けの取締役会において、保有する(株)99イチバの株式を、(株)G‐7ホールディングスに譲渡することを決議し、ユニーとG‐7との間で株式譲渡契約書を締結したと発表した。

なお、今回は二段階譲渡を予定している。つまり1回目に99イチバの発行済株式総数のうち80%に相当する株式を譲渡し、2回目に20%に相当する株式を譲渡する。株式譲渡実行日は1回目が2020年4月1日、2回目が2022年4月1日を予定している。

99イチバは、2006年にユニーと、当時ユニーの子会社であった(株)サークルKサンクスとの合弁会社として設立された。以降、狭小商圏対応のミニスーパー「mini ピアゴ」として首都圏を中心にドミナント出店を進めてきた。現在は、東京都と神奈川県において73店舗を展開している。

2012年にユニーが99イチバを完全子会社化し、2019年1月にPPIHがユニーを完全子会社化したことに伴って現在、99イチバはPPIHグループ傘下の1社となっている。

PPIHは、2020年2月に新中長期経営計画「Passion2030」を発表したが、この新中長期経営計画の達成に向けて、グループ内の経営資源の選択と集中を行うことが必要であるとして、ミニスーパー事業の運営を第三者に託すことを判断した。

譲渡先であるG‐7ホールディングスは、(株)G-7・オート・サービス、(株)G7リテールジャパン、(株)G-7スーパーマート、(株)G-7バイクワールド、(株)G7アグリジャパン、(株)G7ジャパンフードサービス、(株)G-7ミートテラバヤシを傘下に持つ。これら子会社を通じてフランチャイジーとして業務スーパー事業の展開や、農産物直売所「めぐみの郷」の店舗展開、精肉の販売、こだわり食品の卸事業を行っている。

■株式を譲渡する子会社の概要
名称/ユニー(株)
所在地/愛知県稲沢市天池五反田町1番地
代表者/関口憲司代表取締役社長
事業内容/衣・食・住・余暇にわたる綜合小売業のチェーンストア
資本金/100億円(単体)

■異動する孫会社の概要
名称/(株)99イチバ
所在地/神奈川県横浜市神奈川区入江2-18 ユニー大口ビル202
代表者/伊藤徹代表取締役社長
事業内容/ミニスーパー「mini ピアゴ」の店舗運営
資本金/1億円
設立年月日/2006年1月23日
大株主及び持株比率/ユニー株式会社 100%

■株式譲渡先の概要
名称/(株)G‐7ホールディングス
所在地/兵庫県神戸市須磨区弥栄台三丁目1番地の6
代表者/金田達三代表取締役会長兼CEO
事業内容/傘下の各事業会社を支配・管理する持株会社
資本金/17億8500万円
設立年月日/1976年6月18日
大株主及び持株比率/木下守 15.1% 木下智雄 15.1%   稚奈巳 9.3%
K‐1グローバルネットワーク 9.0%  木下陽子 6.8%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 3.9% オートバックスセブン 2.7%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 2.1%  MSIP CLIENT SECURITIES 1.3%
資産管理サービス信託銀行(証券投資信託口) 1.1%

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