セブンーイレブンnews|医療AI企業と資本業務提携/「7NOW」との連携目指す
(株)セブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区、永松文彦社長)はUbie(株)(阿部吉倫・久保恒太共同代表)は、ヘルスケア分野での協業に向けた資本業務提携を行った。
Ubieがセブン-イレブンを引受先とする第三者割当増資を実施した。Ubieは月間1200万人以上が利用する症状検索アプリ「ユビー」、全国1800以上の医療機関向けにAI問診など複数のソリューションパッケージ「ユビーメディカルナビ」を展開している。
また、製薬企業と協業し疾患・治療啓発情報を提供する「ユビー for Pharma」を展開していて、誰もが自分に合った医療にアクセスできる環境と医療業界全体のDXを推進している。
今回の提携を通じて、全国約2万2000店舗のセブン-イレブンのネットワークとUbieの医療AIテクノロジーを組み合わせることで、「いつでも、どこでも、誰もが」安心して健康サポートを受けられる社会インフラの構築を目指す。
具体的には、資本業務提携により、3つの取り組みを進める。
1. デジタル・リアルアセットの相互連携による、食と医療・ヘルスケア領域における新たな顧客体験の創出
2. 医療・健康に関する情報提供から商品販売までを包括的にサポートするソリューション事業の共同推進
3. 両社の強みを組み合わせることで、セブン-イレブン店舗を地域社会のヘルスケアステーションとして活用し、より身近で利便性の高いヘルスケアエコシステムの構築
取り組みの第1弾として、セブン-イレブンの宅配サービス「7NOW」と、症状検索エンジン「ユビー」との相互連携に関する実証実験を開始する。具体的には、体調不良で外出が難しいユビ―利用者に対して、症状検索結果の画面上で「7NOW」の利用を案内する。また、体調不良を感じた顧客が「7NOW」を利用した際、注文完了後にシームレスに「ユビー」で症状を検索できるように連携する。
今後は、「ユビー」を利用客の属性やその時のニーズに合致したセブン-イレブンの商品の提案を行う。「ユビ―」から「7NOW」の利用、配送までのサービスのシームレスな展開につなげていく。ユーザー体験の提供や、セブン-イレブン店舗での「ユビー」健康情報の発信など、顧客の健康をサポートする新たなサービスを展開する。