パルタックnews|メディパルHDの完全子会社に/医療と日用品の融合目指す
(株)メディパルホールディングス(東京都中央区、渡辺秀一社長)は5月11日(月)、上場子会社(株)PALTAC(大阪市中央区、吉田拓也社長)に対する公開買付け(TOB)を開始し、完全子会社化を目指すと発表した。

買付価格は1株6650円、買付期間は5月12日〜7月7日の41営業日。PALTAC取締役会はTOBに賛同し、株主に応募を推奨する。
メディパルは現在、PALTAC株式の52.40%を保有する筆頭株主。今回のTOBでは買付予定数の下限を867万6100株(議決権ベースで3分の2確保ライン)に設定し、上限は設けない。成立後は上場廃止を前提に、完全子会社化を進める。
PALTACは化粧品・日用品・一般用医薬品の卸売大手で、メーカーと小売の間で物流・在庫管理・情報・金融機能を担う“生活必需品の中間流通”の中心的存在。メディパルは医療用医薬品卸を主軸とする国内最大級の流通グループで、両社は長年「医療と生活」を支える二つの流通網を形成してきた。
メディパルは、医療・日用品・食品などの境界が曖昧になる中で、生活者の健康課題に応じた商品・サービスを横断的に提供するには、両社のデータ・物流・人材を一体運用できる体制が不可欠と判断。上場維持による情報共有の制約を解消し、意思決定の迅速化を図る。
メディパルは完全子会社化後、次のような統合効果を見込む。
1.生活者の健康データと店頭提案の連動
医療用医薬品卸で得た健康ニーズの兆候を、PALTACの売場設計・在庫配置に反映。未病・予防領域での新サービス創出
2.次世代物流モデルの構築
PALTACの多品種・高頻度配送と、メディパルの医薬品物流の品質管理を融合し、商品特性に応じた最適供給体制を整備
3.メーカーへの価値提供強化
生活者の需要兆候を商品企画・生産計画に活かすデータ連携を推進
4.グループ横断の経営資源活用
設備・IT・人材を一体運用し、重複投資の抑制と効率化の推進
