イオン東北news|食品残渣活用の循環型プロジェクト始動/4/8関連商品発売
イオン東北(株)(秋田県秋田市、辻雅信社長)は店舗から出た食品残渣を飼料や堆肥などに有効活用して新たな商品を開発する「にぎわい東北 ちいきがにぎわう循環型プロジェクト」を始動する。4月8日(金)から、東北地区のイオン36店舗、イオンスタイル9店舗、マックスバリュ79店舗、合計124店舗で、関連商品を順次販売する。
同社はこれまで、東北の一次産業・二次産業を応援する「にぎわい東北」商品の開発と販売に取り組んできた。今回始動したプロジェクトではこの取り組みをさらに進め、東北地区での持続可能性に配慮した商品の開発や販売を開始する。
同プロジェクトでは、これまで廃棄していたパンの切れ端や取引先の商品製造過程で出る規格外の食品などを家畜の飼料や堆肥へ有効活用し、商品の開発や販売を行う「食とくらしの循環型サイクル」を形成していく。
また、食品残渣からできた飼料などを食べて育った豚肉や、食品残渣でできた培養土を商品化することで、地域の取引先と連携した、持続可能な商品開発・販売に取り組んでいく。
このプロジェクトでは、(株)大商金山牧場、(株)ベジ・ドリーム栗原などの取引先の協力のもと、店舗から食品残渣が産地へ、産地から新たな商品が店舗へと循環していく仕組みを形成する。
大商金山牧場は、店舗のインストアベーカリーで販売できないパンくずやパンの耳を回収し、牧場で育てている豚の飼料に加工する。「山形県産 米の娘ぶたの焼肉丼」398円(本体価格、以下同)、「山形県産 米の娘ぶたの焼肉太巻(4巻入)」298円、「山形県産 米の娘ぶたの味噌焼き弁当」498円、「山形県産 米の娘ぶたの焼肉バーガー」250円、「山形県産 米の娘ぶた切落し赤ワイン味噌焼き」498円、「山形県産 米の娘ぶた切落し酒粕味噌焼き」498円の6点。
また、ベジ・ドリーム栗原との連携による商品は、「宮城県産パプリカ」198円、「花と野菜の培養土」298円の2点。培養土はパプリカの生産過程で出た葉や茎などの食品残渣を活用している商品だ。