Dream news|ビッグデータマーケティング教育推進協会発足/38校参加

一般社団法人ビッグデータマーケティング教育推進協会が2018年4月に発足した。英文名はData driven Regional Education Association for Marketing(略称:Dream)。

地域経済を活性化させるために、地域企業や専門学校とともに「データマーケター」を育成するのが設立の趣旨だ。地方創生の実現に向けた新たな取り組みとして行政も後押しする。

ビッグデータの流通量は爆発的に増えている。総務省によればこの9年間で9.3倍になった。

キャッシュレス決済やインターネット広告、ID-POSの顧客購買データなどなど、世の中に急速に蓄積されているビッグデータだが、その利活用となると日本企業の48%が利用できていない。その理由の第1は、具体的な利用イメージが明確でない、第2が効果・メリットが明確でない、そして第3位が、人材が不足しているからだ。

協会ではビッグデータ利活用促進のために、データマーケティングができる人材を育てていこうというわけだ。そのために、全国の専門学校や大学と連携して学べる環境を整備していく。その一つとして、学生向けと社会人向けの教育カリキュラムを開発する。カリキュラムは年間で90分15講義を計画する。より実践的な学習を目指し、地域経済データや全国消費者の購買(ID-POS)データ、気象、SNS、総務省の「RESAS(リーサス)」など政府統計を使って進めていく。将来はデータマーケターの認定制度も設ける計画だ。

協会発足から2カ月足らずだが、すでにアカデミック会員として38校、企業・団体会員は11社・団体が参加している。協会では2020年度までに、アカデミック会員を100校、データマーケターを1000名排出したいとする。地方の学生がデータマーケターとなって、地元で活躍できる場をつくっていくためには、地方行政、地方団体・企業との連携が大事になってくる。

■一般社団法人ビッグデータマーケティング教育推進協会
所在地/東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル4階
役員/
理事長       山下 泉(元株式会社かんぽ生命保険代表執行役会長)
副理事長      浦山 哲郎(学校法人浦山学園 理事長)
専務理事      米倉 裕之(株式会社True Data 代表取締役社長)
理事        伊藤 久美(4U Lifecare株式会社 代表取締役社長)
理事        柴田 健二(麻生教育サービス株式会社 取締役)
理事・事務局長   米澤 豊(株式会社ビーアライブ 代表取締役)
URL:https://jp-dream.or.jp/

 

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