セブン&アイnews|株主総会で井阪隆一社長再任/バリューアクト提案否決

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)は5月25日(木)、 第18回定時株主総会を開き、会社側が提案した井阪隆一社長を含む取締役15人の選任議案を賛成多数で可決した。

これにより井阪隆一社長の続投が確定した。

一方、「物言う株主」として知られる米投資会社バリューアクト・キャピタルは別の取締役の選任を求める株主提案を出していたが、否決された。

セブン&アイの株主構成は下図の通りだ。

株主は圧倒的多数で会社案を支持した。

会社提案の取締役15名全員が選任されたことを受け、取締役会は声明を発表した。
「当社取締役会は、当社株主の皆様のご支援と、本総会に至る数週間において建設的な対話が出来たことに感謝いたします。多くの株主の皆様が、この一年をかけて当社が取り組んできたガバナンス体制の変革を評価してくださっており、また当社の堅調な業績の元となっているコンビニエンスストア事業に今後注力していくという当社の成長戦略をご支持いただいていることを嬉しく思います。今後も株主の皆様からのご意見にしっかりと耳を傾けてまいります。また、当社取締役会は価値創造に向けたあらゆる可能性を排除せず、独立社外取締役のみで構成される戦略委員会を通じて、客観的な分析・検証を継続的に実施し、事業の変革を加速させてまいりたいと考えています。」

今年は昨年より187人多い436人が参加し、開催時間も昨年の約2倍の3時間10分という注目度の高い、株主総会だった。

 

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