セブン&アイnews|バリューアクトのコンビニ事業スピンオフ提案に反対表明
(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は5月2日(火)、「『食』の競争優位性に立脚したCVS事業戦略に関する当社取締役会の見解」と題した書面を発表した。
書面の内容は、バリューアクト・キャピタル・マスター・ファンド・エルピー(以下、「バリューアクト」)が、2023年4月2日付の資料はじめセブン&アイ株主宛に宛てたレターおよび資料に記載された「セブン-イレブンのスピンオフは2024年2月に終了する会計年度の最終日に実行」という内容について、セブン&アイの取締役会の見解を示したもの。
同社によると、「即時のスピンオフ要求は近視眼的であり、当社の『食』を軸としたエコシステムを分断し、競争優位性を大きく毀損される」と指摘している。
また、「4 名の取締役を交代させ、当社社長を退任させるというバリューアクトの株主提案は、短期的な利益を獲得することを目的とした、短絡的かつ乱暴な計画を強行するための手段」として、5月25日に予定されている株主総会において、セブン&アイが推薦する取締役候補の選任に賛成を呼びかけている。