イオンモールnews|「アルムナイネットワーク」開始/人材採用の多様化
イオンモール(株)(千葉市美浜区、大野惠司社長)は6月3日(月)から「イオンモールアルムナイネットワーク」を構築し、「ウェルカムバック採用」「社員紹介採用」を開始した。
「イオンモールアルムナイネットワーク」とはアルムナイ(退職者)とのつながりを強化するために、SNS販促などを活用したネットワーク構築で、さまざまなバックグラウンドや異なる価値観を互いに認め合いながら、ビジネス協業に向けたアイデア・機会の創出をめざすもの。自社の情報や採用情報などを発信していくだけではなく、交流の場を提供し、アルムナイ同士の双方向のコミュニケーションを図る。
「ウェルカムバック採用」は自己都合の退職者を対象にするもので、実務経験で培ったスキルと、さまざまなフィールドでの経験や知識を活かしながら、再就職者を歓迎する仕組みだ。従来から配偶者の転勤・結婚・出産・育児・介護などやむを得ない事情を理由とした退職者向けに「リ・エントリー制度」はあったが、今回は対象者を拡大した形だ。
「社員紹介採用」では社員の人的ネットワークを通じて、自社の魅力ややりがいを潜在層へ紹介し、理念に共感してもらえる優秀な人材の獲得をめざす。応募者の資質を理解する紹介者によって、応募者の転職後のミスマッチを防ぐ。
イオンモールでは人材を経営上の最も重要な「資本」と捉え、経営戦略と連動した人事戦略に基づき、さまざまな施策を実行している。2023年度には、健康経営のさらなる推進に加え、7%を超える賃金改定を実施するなど、「人」への投資を積極的に進めている。