イオンリテールnews|11/1~4「プライドフィッシュ フェア」380店で開催
イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)は11月1日(金)から4日(月・休)までの4日間、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)と協働し、地元漁師自慢の魚「プライドフィッシュ」などを販売する「プライドフィッシュ フェア」を開催する。実施するのは関東、北陸信越、東海、近畿、中四国の「イオン」「イオンスタイル」など380店舗。
近年、日本の水産物の年間消費量は減少傾向にあり、「魚離れ」が進んでいる。JFグループは、「魚の真のおいしさと感動を共有してほしい」という思いから、漁師が自信をもって選んだ魚介藻類を消費者へおすすめする「プライドフィッシュ」の取り組みを2014年から開始した。イオンリテールでは2015年から販売している。
「プライドフィッシュ」は各都道府県のJFで選定される。選定条件は①本当においしい漁師自慢の魚であること、②地元で水揚げされたものであること、③旬を明確にした魚であること、④各会員が独自に設けている基準等をクリアしている魚であること、の4つ。1県当たり最大16魚種まで選定することができる。2024年10月31日現在、295魚種のプライドフィッシュが選定されている。
また、水産庁では2022年から官民協働で推進する新たな魚食普及の取り組みとして、毎月3日~7日を「さかなの日」として制定。イオンリテールとJF全漁連はこの取り組みに賛同している。特に11月は活動強化月間で「いいさかなの日」として制定されている。
そこでイオンリテールでは「いいさかなの日」の11月に合わせて、国内の水産物消費拡大に向けて「プライドフィッシュ」の販売や未利用魚を活用した新商品を展開する。
「プライドフィッシュ」のラインアップに今秋から「長崎の赤カマス」が新しく追加された。ほかにも、石川県の「いしかわのサワラ」「いしかわの甘えび」や地域ごと旬ごとに認定された「プライドフィッシュ」を展開する。
「タイパ商品」として、愛媛県の「愛育フィッシュみかんブリ」を使用したレンジで簡単に調理できるあら汁と煮魚を販売する。「愛育フィッシュ みかんブリ」は昨年プライドフィッシュに追加されている。
また長崎県で漁獲された未利用魚「アイゴ」を使用した商品として、「香味パン粉焼き用」を販売する。「アイゴ」は海藻を食べてしまい、加工もしづらく、市場に出回らない未利用魚。これに香味パン粉をまぶして商品化する。アイゴは淡泊な白身魚だが、揚げ焼き調理をすることで、外はカリっと中はふっくらとした食感になる。
そして石川県志賀町富来港内で養殖されたサーモントラウト「西海サーモン」はお造りや刺身用サクで販売する。約30店舗での限定販売となる。「西海サーモン」を食べることで、地震や豪雨被害を受けた石川県を応援することに繋がる。