2月百貨店統計|既存店0.4%で4カ月ぶりに増収/春節休暇効果・季節催事好調

2月の「百貨店売上高概況」が日本百貨店協会から発表された。調査対象店舗は79社217店舗で、1月から1店舗減った。

2月の売上高は4220億3304万円、前年同月比0.4%増で、4カ月ぶりに前年を上回った。

2月の好調要因は主に3つ。1つは、株価や為替の安定によって高額商材が伸長したこと。2つ目は、2月4日から10日の中国やアジアの春節休暇を中心に、インバウンド需要が上昇したこと。そして3つ目は、バレンタインデーや節分などの季節催事で集客と売上げを確保できたことだ。

顧客別で見ると、92.4%を占める主力の国内市場は0.6%減とわずかに減収。一方で、シェア7.6%のインバウンドは319億円で14.8%増と、過去最高を記録した。

「主要10都市」は0.7%増で3カ月ぶりに前年を上回った。大阪4.0%、名古屋3.7%、仙台1.3%、京都0.9%、札幌0.7%の5都市は前年を超えた。神戸▲2.7%、横浜▲1.8%、広島▲1.7%、福岡▲0.8%、東京▲0.5%の5都市は前年に届かなかった。

10都市を除く「地方」は0.5%減。22カ月連続でマイナスが続くが、8地区中5地区は増収だ。そのため前月よりも2ポイント減少幅が縮まり、ほぼ前年並みとなった。増収した5地区は、四国7.1%、北海道4.9%、近畿2.6%、九州2.5%、東北2.0%。関東▲3.1%、中国▲2.9%、中部▲2.0%の3地区は前年を下回った。

主要5品目は、雑貨5.1%と身のまわり品1.3%が好調だった。雑貨ではとくに化粧品が9.8%増で47カ月連続でプラスが続いている。

一方で、衣料品▲1.1%、家庭用品▲1.7%、食料品▲0.9%は前年割れだ。衣料品は、前年を下回ったものの、月後半の気温上昇で春物衣料に動きが見られ、主力の婦人服に関して言えば0.4%増と4カ月ぶりに上向きとなった。食料品は生鮮と惣菜が不振だが、バレンタイン市場が贈答から自家需要まで拡大していることで、菓子とその他は前年をクリアした。

2月の大手百貨店4社中3社は前年を上回った。三越伊勢丹ホールディングスだけが苦戦した。
(株)J.フロントリテイリング・百貨店事業は+2.7%。
(株)髙島屋は+2.1%。
(株)エイチ・ツー・オーリテイリング・百貨店事業は+1.2%。
(株)三越伊勢丹ホールディングス・国内百貨店事業は▲3.4%。
*%は前年同月比

>全国百貨店売上高概況2019年2月

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