1月家計調査統計|2人以上の世帯支出3.9%減、増税後4カ月連続減少

総務省統計局が発表した2020年1月の「家計調査報告」のよれば、2人以上の世帯の消費支出は28万7173円となり、前年同月比では実質3.9%減だった。増税後4カ月連続で前年を下回った。

2人以上の勤労者世帯では1世帯当たり実収入は48万4697円と前年同月比で実質2.1%増加している。つまり収入は増加しているものの、消費活動は低調に推移しているということになる。

費目を見ると「保険医療」3.1%増以外は、すべての支出で減少した。二桁減となったのは、「教育」13.1%減、「家具・家事用品」11.7%減。

食品は実質0.9%減。その内訳を見ると、酒類2885円(3.7%増)、飲料4232円(3.3%増)、調理食品1万0424円(3.0%増)が伸長した。一方で、果物2800円(6.5%減)、油脂・調味料3345円(5.2%減)、肉類7162円(4.5%減)、魚介類5723円(2.8%減)など生鮮食品の支出が減少した。

>第1表  主要家計指標-二人以上の世帯
>第2表  1世帯当たり1カ月間の収入と支出 -二人以上の世帯

*出典 家計調査結果(総務省統計局)

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