2月チェーンストア統計|総販売額9376億円・4.1%増/食品好調・衣料品不調
日本チェーンストア協会が加盟企業の2月販売統計を発表した。総販売額は9376億2117万円、既存店前年同月比4.1%増だ。加盟企業55社、1万0548店を集計している。
売上構成比の約69.4%を占める食料品は6506億7844万円と既存店前年同月比5.8%増加した。農産品は1.1%増、畜産品は7.1%増、水産品4.4%増、惣菜は6.3%増、その他食品は6.9%増と、全カテゴリーが増収だ。
一方、売上構成比5.5%の衣料品は511億9813万円で、前年同月比3.9%減。前月比では25.2%も減少した。紳士衣料は7.3%減、婦人衣料は7.2%減。
売上構成比19.1%の住関連は1787億0923万円で1.6%増。ペーパー類や洗濯・清掃用品を含む日用雑貨品が8.2%増、医薬・化粧品15.4%増と大幅なプラスとなった。家具・インテリアは11.1%減、家電製品13.6%減、その他商品2.6%減と、カテゴリーによって明暗が分かれた。
サービスは23億1303万円で8.7%増。その他は547億2234万円で0.8%の微増だ。
2月は、食料品は農産品の相場安もあったが、全体に好調に推移した。2月としては高かった気温が影響した衣料品部門を除き、食料品、住関品、サービスは前年同月比プラスとなった。
<部門別の概況>
・食料品 6506億円 (店舗調整前)99.3% (店舗調整後)105.8%
・衣料品 511億円 (店舗調整前)86.7% (店舗調整後)96.1%
・住関品 1787億円 (店舗調整前)98.4% (店舗調整後)101.6%
・サービス 23億円 (店舗調整前)95.2% (店舗調整後)108.7%
・その他 547億円 (店舗調整前)101.1% (店舗調整後)100.8%