12月百貨店インバウンド動向|免税売上高約36億円/年間で昨対33%減
(一社)日本百貨店協会(東京都中央区、村田善郎会長)のインバウンド推進委員会が2021年12月の「外国人観光客の売上高・来店動向」を発表した。調査はインバウンド推進委員店の88店舗が対象。
12月の免税総売上高は約36億6000万円で前年同月比は6.5%増加したが、2019年同月比では87.8%減と厳しい状況が続く。売上高の内訳として、一般物品は約31億7000万円で32.7%増、消耗品は約4億9000万円で53.1%減と大幅に下落した。
購買客数は約8000人で12.6%減少、19年比では98.1%減少。一人当たりの購買単価は約44万1000円で前年同月より21.8%増加。
なお、2021年1月~12月の年間免税売上累計は、一般物品が353億6000万円(前年比15.1%減)、消耗品が105億8000万円(60.9%減)となり、免税総売上高は約459億4000万円(33.1%減)で、2019年比では86.7%減とさらに水準を下げている。