12月外食統計|全店売上高6.0%増/年末の家族客の外食需要が好調

一般社団法人日本フードサービス協会(東京都港区、久志本京子会長)が2025年12月度の「外食産業市場動向調査」を発表した。調査企業数は217社、店舗数は3万6637店舗。このうちファーストフードは2万1395店舗で、全体の58.4%を占める。

12月の外食全体の売上高は前年同月比106.0%、客数は102.4%、客単価は103.5%だった。店舗数は101.1%。

12月は、年末の休みが長くなったことから、年末中心に家族客などの外食需要が好調となったほか、今や忘年会の主流となった小グループや個人の宴会が、月後半から年末の休みにかけて好調で、飲酒業態の客数を押し上げた。インバウンド需要は中国からの団体客の減少が見られ
たものの、インバウンド全体としてはおおむね堅調だった。

ファーストフード(FF)業態の売上高は105.8%。「洋風」は期間限定商品やクリスマス前後のチキンなどが好調で、売上高106.4%。「和風」は、主要メニューに他商品を付けた期間限定メニューなどが好評で、売上高108.2%。「麺類」は、ラーメンの季節メニューやアルコール販売が好調で、売上高105.3%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、年末の休みを中心に回転寿司が家族客などで賑わった一方、持ち帰り米飯は客数の低迷が続き、売上高101.0%。「その他」は、「アイスクリーム」のクリスマスケーキが売れ行き好調で、売上高は105.2%となった。

ファミリーレストラン(FR)業態の売上高は105.8%。「洋風」は、前年のお得なキャンペーンの反動で客数が落ちたところもあったが、低価格業態の集客好調が続き、売上高は105.6%。「和風」は、年末を中心にロードサイド店で家族客が増え、客単価の上昇とあいまって、売上高は106.7%。「中華」は、お得なランチメニューと店舗増で、売上高は105.5%。「焼き肉」は、年末の休みを中心に集客し、売上高は105.0%。

パブ・居酒屋業態は、月前半に伸び悩んだが、後半に回復した。特に多くの企業の仕事納めとなった26日を中心に集客が好調で、客数は103.9%となった。また、忘年会は法人などの大型宴会が少なくなり、個人や小グループでの宴会が定着するなかで、年末の休みには個人客を中心に郊外や繁華街でも集客が好調で、売上高は106.3%。

ディナーレストラン業態は、個人や家族などの小グループの宴会が好調だった。月後半を中心に、週末やクリスマス、年末の休みなどで客足が伸び、売上高は107.6%。中国からの団体客の減少により、京都や大阪などの観光地ではマイナスの影響が見られたものの、他地域からのインバウンドは引き続き好調で、外食全体への影響は限定的であった。

喫茶業態は、一部では値上げが一巡し、客数が戻ったところもあったが、観光地での集客が弱いところがあり、売上高は客単価の大幅増に支えられて108.2%となった。

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