4月外食統計|全店売上高8.0%増/各種キャンペーンが好評
一般社団法人日本フードサービス協会(通称JF:東京都港区、久志本京子会長)が2026年4月度の「外食産業市場動向調査」を発表した。事業者数は219社、店舗数は3万7288店舗で前年より1.2%増加している。このうちファーストフードは2万1785店舗で、全体の58.4%を占める。

4月の外食全体の売上高は前年同月比108.0%、客数は105.3%、客単価は102.5%だった。上中旬を中心に客数が伸び悩むところもあったが、春休みや大型連休に合わせた各種キャンペーンの好評や、全国的に天候が安定し気温が上昇したことが奏功した。物価高による節約志向で客数の伸び悩みが懸念される中で、ファーストフードなどの低価格業態の好調が続き、期間限定商品の投入や各種キャンペーン、CMの強化等で健闘している。

ファーストフード業態(FF)は、全体売上げが109.6%。「洋風」は春休みに合わせたお得なメニューによる集客増、新商品の投入などが奏功し108.4%。「和風」は新メニューや人気メニューの好調に加え前年の異物混入事故の反動増もあり、121.5%と2ケタ増となった。「麺類」は低価格業態の堅調な推移と、人気アニメとのコラボ、新しいコンセプトの新メニュー投入などで、108.7%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は一部ではデリバリー価格キャンペーンで集客増がみられたが、全体的には客数減となり、99.6%。「その他」は「アイスクリーム」の人気キャラクターとのコラボなどが好評で、売上は105.5%となった。
ファミリーレストラン業態(FR)の売上げは106.5%。「洋風」は大型連休に合わせた人気キャラクターとのコラボキャンペーンや、引き続く低価格業態の好調で、108.1%。「和風」は、客数がやや弱い状況が続いているが、客単価上昇に支えられて104.8%。「中華」は、店舗増などで101.5%。「焼き肉」は、春休み需要が堅調に推移、予約サイトの来店直前予約サービスを活用しているところもあり、108.7%となった。
パブ・居酒屋業態の売上げは103.1%。飲酒業態は歓送迎会需要が一服し、宴会の予約状況は各社まちまちだが、低価格ランチの導入や、ピーク時間帯の前に団体予約を受け入れるなど集客に工夫するところもあった。
ディナーレストラン業態(DR)は105.8%。中東情勢が先行き不透明の中、法人宴会が低調なところ、和食の食べ放題業態が堅調なところなど、状況は各社まちまちだった。また、インバウンド需要は中国以外の国・地域からの訪日客でカバーできたところ、逆に落ち込んだところと、まちまちであった。
喫茶業態は店舗によって明暗が分かれるが、おおむね好天時の集客堅調と客単価上昇で、104.2%となった。
