セブン&アイnews|7/25「アリオ札幌」大規模改装でイトーヨーカドー出店
(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は7月25日(水)、「アリオ札幌」をリニューアルオープンする。地上1階~地上3階建てで、売場面積1万2260坪。駐車場は2670台分を完備した商業施設だ。
同店は、2005年11月の開業以来13年目を迎えた。それに伴って、3月から大規模な改装を実施している。リニューアルに際しては、商品とサービスの拡充を図る。テナント専門店114店の中で、21店を新規導入、さらに43店の移設・改装を行って、半分以上の合計64店を刷新する。
立地は、JR函館本線「苗穂駅」の北に位置する。近隣を北海道道89号札幌環状線などの主要地方道が走り、交通アクセスも良い。JR苗穂駅から徒歩で約12分だが、2018年11月には同駅が移設予定で、徒歩7分と、より近くなる。
1階は「食&ライフスタイル」のフロア。
新たに「イトーヨーカドー札幌店」が出店する。即食、時短ニーズに対応した出来立ての惣菜や、生鮮食品を品揃えする。店内3カ所では専属のスタッフが「野菜、フルーツ」「肉」「魚」のテーマに沿ったメニュー提案を行う。また、惣菜ゾーンでは、寿司売場を約1.3倍に拡大し、充実を図った。道産道消として北海道ブランド豚「夢の大地」を使用したフライ惣菜も展開する。
さらに、マルシェをイメージした55席の「イートインスペース」を新設して、一体感ある食のフロアを提案する。
2階は「キッズ&フードコート」のフロア。
フロアは、通路・天井・壁全体に札幌の自然を感じさせる「アリオの森」をイメージした。フードコートの横には滑り台やスポンジ遊具などを完備した「仲良し広場」や「赤ちゃん休憩室」を展開する。さらに、赤ちゃん本舗、ベビーザらス・トイザらスなど、新規5店舗が出店することで、道内最大級のこどもワールドとなる。
3階は「ファミリーと暮らし」のフロア。
GUなどの新規ファッション専門店や、クリニックなどが出店する。またモールコンコースに1周250mのウォ―キングコース「ArioWALKING」を設置して、「歩く」楽しさを提案。身軽にウォ―キングできるよう無料コインロッカーも完備する。
サービス面では、訪日外国人客に、安心・快適な施設づくりを推進する。総合案内所のインフォメーションカウンターには、英語・中国簡体字・中国繁体字・韓国語のフロアガイドを用意。タブレット端末の翻訳ソフトで問合せに対応したり、館内サインやデジタル案内板も多言語表記を行う。カウンターの隣には新たに「外貨両替機」を備え、無料で利用可能なWi-Fiスポットも提供する。
さらに、従業員にも働きやすい環境を整備した。休憩室の増設や多目的スペースを新設。ワーキングスペースとして利用できるカウンターには、USB付きコンセントも用意。一人で休憩するためのパーソナルスペースも充実させた。
■アリオ札幌 概要
所在地/札幌市東区北7条東9丁目2番20
敷地面積/7万2182㎡(2万1870坪)
売場面積/4万0450㎡(1万2260坪)
建物店舗/地上1F~地上3F
駐車台数/2670台
駐輪台数/1070台
専門店・ブランド店/合計114店(内新規21店)
営業時間/イトーヨーカドー(1F-9:00~22:00、2F・3F-9:00~21:00)、専門店および2Fフードコート(10:00~21:00)、1Fレストラン街(11:00~22:00)、スパ・レジャー館(10:00~21:00)