イトーヨーカ堂news|イトーヨーカドー八柱店に「iDrugCosume」9/17開設

(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区、三枝富博社長)は9月17日(金)に、千葉県松戸市にあるイトーヨーカドー八柱店1階を改装して、同社として新しい試みとなるドラッグストア型売場「iDrugCosme(アイドラッグコスメ)」をオープンする。

八柱店は1982年の開業。すでに40年が経過する。同社が実施したアンケートによれば利用客はワンストップで買物ができるという利便性を評価しているが、非利用客からは、「嗜好性、専門船の高い商品が少なく品揃えが中途半端」「購入頻度の高い日用品が高い」「売場を認知していない」などの声があったという。

そこでこれらの課題から「生活者の変化に対応した売場づくり」を仮説に立てて、新ドラッグストア型売場として再編成した。ポイントは4つある。

第1に、価格対応の明確化。購入頻度の高いナショナルブランド商品のEDLP化、100円均一商品とイトーヨーカドーの新しいプライベートブランド「ザ・プライス」の投入によって、競合店に対する価格対応力を高める。100円均一商品は売場導入部にコーナー化して訴求していく。

第2はワンストップショッピングへのさらなる対応。イトーヨーカ堂だけでなくグループの仕入れルートを活かして品揃えの幅を拡げている。子育て世代に向けには「アカチャンホンポ」の商品を新規導入して、専門性の高い商品も揃えている。

第3は健康志向への対応。薬剤師を配置して、第1類医薬までをカバーして、トータルな健康提案訴求ができる売場に変えた。また食品売場で扱っていた健康志向商品とドラッグストア設けているが扱うプロテインやサプリメントなどの商品を集積した「健康食品」売場を新たに設けている。

第4は、コロナ下で求められる非接触への対応。カウンセリング化粧品からセルフコスメへとシフトした売場づくりで、トレンドのアジアンコスメやプチプラコスメを新規に導入している。

売場は約250坪と従来の売場面積と変わらないが、背の高い什器を使用することで品揃えはカテゴリーによって1.3倍から1.5倍ほど増えている。また使用シーン別の売場展開に変えて、関連商品もまとめて買いしやすいゾーニングとした。

イトーヨーカドー八柱店は新たなドラッグストア型売場で客層を拡げて、非利用客の取り込みを図っていく。

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