アインnews｜丸紅と合弁会社設立/マレーシアに｢アインズ＆トルペ｣出店

(株)アインホールディングス(札幌市白石区、大谷喜一社長：アインHD)と丸紅(株)(東京都千代田区、柿木 真澄社長)は3月14日(月)、アインHDが運営するドラッグ＆コスメティックストア「AINZ＆TULPE(アインズ＆トルペ)」のアジア展開を目的とした合弁会社を設立した。

両社は合弁会社を通じて、マレーシアのクアラルンプール市内の商業施設「Pavilion Bukit Jalil(パビリオン・ブキット・ジャリル)」に開業する「ブキット・ジャリル 蔦屋書店」に、アインズ＆トルペの海外初店舗「アインズ＆トルペ パビリオン・ブキット・ジャリル」を5月にオープンする。また、2022年中にクアラルンプール市内に複数店舗を出店する。

｢アインズ＆トルペ パビリオン・ブキット・ジャリル」では、コスメや化粧雑貨など、マレーシアで初となるブランドを中心に、品質に定評がある日本発の商品を展開する。

東南アジアでは、経済発展にともない、化粧品関連市場は年々拡大を続けている。なかでもマレーシアは、コスメなどパーソナルケア商品の一人当たりの支出が多いことに加え、アインズ＆トルペがターゲットとするミレニアル世代とZ世代の人口比率が高い。これらの世代にはデジタルとの親和性も高いため、SNSをきっかけとした消費の増加、オンライン販売によるダイナミックな消費行動の変化が期待できる。

アインHDと丸紅は、ビューティーケアからヘルスケアまでサポートするアインの店舗運営と、丸紅グループの海外合弁事業の経験、次世代事業開発の知見を生かし、ミレニアル世代とZ世代を対象に、店舗とオンラインで垣根なく接客を行い、ニーズに合った商品を選べる環境を提案していく。

また、両社はマレーシアを足掛かりに、アインズ＆トルペのアジア各国への展開も予定している。