H2Onews|神戸阪急・高槻阪急/総額100億・約20年ぶりの全館改装

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪府大阪市、荒木直也社長)は、(株)阪急阪神百貨店(大阪市北区、山口俊比古社長)が総額約100億円を投じ、神戸阪急および高槻阪急のリモデルを実施すると発表した。

神戸阪急、高槻阪急ともに改装終了時期は2023年秋頃を予定している。対象フロアは神戸阪急が本館1~9階および新館1~8階で全館営業面積の約90%。高槻阪急が地階~3階・5階で全館営業面積の約65%。総投資額は神戸阪急が約80億円。高槻阪急が約23億円。

2019年10月に、そごう神戸店・西武高槻店からそれぞれ屋号を変更した際、地階食品売場などを改装したが、全館リモデルは初めて。また、大規模改装は、神戸阪急(そごう神戸店時代含む)、高槻阪急(西武高槻店時代含む)ともに、約20年ぶりとなる。

神戸阪急は都市型百貨店モデルに、装いも含めた神戸暮らしの提案をプラスした店舗に、また高槻阪急は百貨店と専門店のベストミックスによる新しい郊外型百貨店モデルの店舗へとそれぞれ生まれ変わる。

神戸阪急のストアコンセプトは「神戸を愛し、神戸に愛される With KOBE 百貨店」。「神戸阪急ではない、神戸の阪急になるのだ」をメッセージに掲げ、地元神戸の顧客と素敵な神戸暮らしを共創していく。三宮地区は、2022年度から神戸市の再整備事業がスタートする予定で、この動きにも合わせて改装を進める。

2022年度上半期のトピックスとして、新館1階~3階にモードの新しいメゾン「Hankyu Mode Kobe」約2500㎡の売場が8月31日に誕生する。本館とは独立した環境で、ファッションだけでなく、インテリア、カフェなど、「モード」を暮らしのアクセントとして取り入れる神戸流モードライフを提案する。

先駆けて、6月下旬から順次、ラグジュアリーブランドが新館インターナショナルブティックスとして、1階フラワーロード側に4ブランドを先行オープンする。外観も刷新する。

<新館1階外観>

<新館1階 デザイナーズⅠ(メンズ&レディース)>

最先端ファッションとカルチャーの融合で、「五感を刺激する」サードプレイスを提供する。人気のカフェも併設するエントランス&コミュニケーションフロア。3ブランドが出店する予定だ。

<新館2階 デザイナーズⅡ(メンズ&レディース)>

「モード&エレガンスのマリアージュ」を追求する。モードな生き方をする神戸人が、そこに身をゆだねることが心地よいと感じる、「美」と「高い文化性」に富んだフロア。神戸初の3ブランドを含む15ブランドが出店する予定だ。

<新館3階 クリエイターズ(メンズ&レディース)>

いつ来ても新たな発見・発掘があり、高感度な神戸人とともに創りあげる、ミックス感と意外性にあふれたフロア。神戸初の3ブランドを含む15ブランドが出店する予定だ。

同じ8月31日には本館2階~4階に神戸地区最大級「KOBE HANKYU BEAUTY WORLD」がオープンする。合計約1700㎡の売場だ。

<本館2階 ラグジュアリービューティー>

「KOBE HANKYU BEAUTY WORLD」のコアとなるフロア。プレミアムキャビンやWEBカウンセリング、バーチャルメイク、非接触型測定など、新しいビューティー体験が可能だ。本館1階からの移設に新規5ブランドを加えた30ブランドで展開する。また、ブランドを超えて、店頭およびデジタルで旬のイベントやライブ配信を行う「ビューティーステーション」も新設する。

<本館3階 ライフスタイルビューティー>

リラックスタイムに欠かせない国内外の最新バス&ボディコスメなど、使い心地もよく毎日が楽しくなるようなライフスタイルビューティーを7ブランドで提案する。

<本館4階 ビューティーサロン>
新たに3ブランドを加えた総勢8ブランドのビューティーサロンが、ネイル、アイラッシュ、アイブロウ、シェービングなどの専門性の高いサロン体験メニューや、最新の美容機器と先端スキンケアのカウンセリング、施術体験などを提供する。

さらに、本館2階の婦人靴とハンドバッグ売場が3階に移設オープンする。また本館4階の婦人肌着売場がリニューアルする。

高槻阪急のストアコンセプトは「高槻暮らしを「おしゃれ」で「楽しく」「便利に」を提案するデパートメントモール」。2023年秋に「高槻阪急スクエア」として新たなスタートを切る。今回のリモデルで約50の新ブランドを導入する。

1階には、高槻子育てファミリーの集いの場として「たかつき けやき広場(仮称)」を 2023年秋に設置予定(約180㎡)。

2022年度上半期のトピックスとして、6月、3階に家電専門店「ビックカメラ」を導入する。9月には1階・2階にも大型専門店を導入予定だ。

8月中旬、高槻地区№1のビューティーワールドが現在(1階)の 1.3倍、約640㎡の規模で、2階にリニューアルオープンする。自然派コスメやリラックスタイムに欠かせないバス&ボディコスメ、メイクアイテムも充実させる。約30ブランドが揃う。

4月22日に、北摂エリア初出店となる「ドットエスティ」が1階に先行オープンした。WEBストアとリアルショップが融合したセレクトショップで、30以上の最旬ファッションブランドから人気アイテムを取り揃えている。

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