ライフnews|ターミナル立地の「ビオラル」新宿マルイ店オープン

ライフコーポレーションは、5月28日(土)に東京メトロ「新宿三丁目」駅直結の複合施設「新宿マルイ本館」の地下1階に、ビオラルの首都圏3号店となる「ビオラル新宿マルイ店」をオープンした。新宿マルイ本館は新宿駅から徒歩5分の位置にあり、年間約840万人が来店する大型複合施設だ。

「ビオラル」はオーガニック・ローカル・ヘルシー・サステナビリティをコンセプトにしたナチュラルスーパーマーケットである。70坪とコンパクトな売場ながら、生鮮3品、惣菜、日配、加工食品、生活関連など3681アイテムを品揃えしている。また、通勤客向けにカフェも併設している。

農産売場は野菜70、果実20の90アイテムを揃えた。入口導入部には約30種類の有機農産物を展開。東京育ちの野菜も扱いローカルを打ち出す。農産の売上構成比は11.5%(計画、以下同)。

水産は鮮魚22、塩干20の42アイテム。売上構成比は1.0%と低いが、水産の冷凍コーナーでは、食品添加物に配慮した商品や急速冷凍で鮮度が保たれる商品などオリジナル商品が並ぶ。

畜産は精肉(冷凍)18、加工肉(冷凍)4、チルド加工肉10の計32アイテム。オーガニック牛やライフオリジナルの“あまに豚・あまに鶏”など持ち帰りしやすく保存性の高い冷凍商品を強化している。売上構成比は2.0%。

惣菜は強化部門だ。弁当34、フライド17、要冷31、対面18の計100アイテムを展開する。売上構成比も25.0%と高めに設定している。

サラダ・おかず対面コーナーでは、国産素材にこだわり食品添加物に配慮した惣菜を量り売りする。

また、店内で炊き上げた国産有機玄米を使用した弁当や、話題のオートミールを使用した商品などで、周辺のオフィスワーカーのランチ・スナック需要を狙っていく。

食品部門は加工食品1580、米22、菓子438、酒342の計2382アイテム。日配部門は和日配75、洋日配95、冷食・アイス137、パン和洋菓子82、たまご3、ミニチーズハウス73の計99アイテム。これら食品・日配の売上構成比は55.5%。

プライベートブランド「BIO-RAL」の商品開発は約200種類に上り、既存店舗でもコーナー化が進んでいる。

生活関連は日雑444(トイレタリー50、化粧品307、ドラッグ87)、家庭用品130(台所40、ペット90)、ホームファニシング(寝具20)の計594アイテム。

環境に配慮型の商品や原料にこだわったシャンプーやボディケア商品、ペットの健康に配慮したペットフードなどを品揃えして、5.0%の売上構成比を目指す。

「ビオラルカフェ」は、ドリンク16、軽食11、ジェラート12、ソフトクリーム3の42アイテムの展開。オーガニックコーヒーや有機ハーブティー、注文が入ってから搾るフレッシュオレンジジュースのほか、乳化剤不使用のジェラートや「BIO-RAL低温殺菌牛乳」を使用したソフトクリーム、素材にこだわったホットサンドやケーキなどの軽食も揃える。もちろんイートインスペースも設けている。

70坪の店内に3681アイテムを品揃えするために、食品や生活関連商品については高めの什器を採用している。
またレジはセルフレジやキャッシュレジレジを採用している。

ビオラル単独店は首都圏では2020年12月19日に、東京都武蔵野市の京王線吉祥寺駅そばの丸井吉祥寺1階に「ビオラル丸井吉祥寺店」を、2022年 2月26日に、小田急線下北沢駅南西口改札すぐの複合施設「テフ ラウンジ」1階へ「ビオラル下北沢駅前店」を出店している。いずれもターミナル立地である。それが成功している。新宿マルイ店は、最寄りの「新宿三丁目」駅の1日の乗降客が14万9000人、「新宿」駅全線では223万人に上る。立地戦略で同店の成功は約束されていると言っていい。

■ビオラル新宿マルイ店
住所/東京都新宿区新宿3-30-13 新宿マルイ本館地下1階
開店日/2022年5月28日(土)
売場面積/231㎡(70坪)
営業時間/11:00~20:00、※ビオラルカフェ平日8:00~・土日祝11:00~
店長/木邑誠(きむら まこと)
従業員数/24人(社員3人:パートナー21人)
駐車場/157台(施設共有)

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