良品計画news｜関東最大級店舗｢無印良品 板橋南町22｣11/17オープン

(株)良品計画(東京都豊島区、堂前宣夫社長)は11月17日(木)、東京都板橋区の要町ハタスポーツプラザ跡地に、関東最大級の大型路面店「無印良品 板橋南町22」をオープンする。売場面積は「無印良品 東京有明」、「無印良品 銀座」に次ぐ約1200坪の関東最大級の広さとなる。なお、同敷地内には「マルエツ板橋南町店」が9月8日(木)にオープンしている。

無印良品は、「全国津々浦々で、生活の基本を支える」ことを目指し、食品スーパー横など生活圏への出店を推進するとともに、日常の基本を支える商品やサービスを、手に取りやすい適正な価格で提供することを進めている。同時に、地域の住民や自治体と連携し、開かれた店舗運営を通じて、店舗が地域の「コミュニティセンター」となり、雇用創出に加え地産地消の推進やまちづくりなど、地域の活性化に貢献することを目指している。板橋区においても、無印良品の商品やサービスを取り揃えるとともに、9月に包括連携協定を締結した板橋区や近隣地域の経済活性化や地域課題解決に向けた店舗づくりを進めている。

「無印良品 板橋南町 22」では、「普段の生活」をサポートする店舗として、無印良品のほぼ全てのアイテムを取り揃え、さらに普段のくらしをより快適にするためのサービスを展開する。たとえば、店舗外にロッカーを設置し、24時間商品を受け取れる「ロッカー受け取りサービス」に加えて、駐車場で車に乗ったまま商品を受け取れる無印良品初の「駐車場受け取りサービス」、地域限定で当日配送などの便利な「近隣配送サービス」にも取り組んでいく。

4階の家具と収納のフロアには、「ねむる」「くつろぐ」「しまう」「なおす」をテーマにした「くらしなんでも相談所」を設置し、商品購入前の相談から購入後までをサポートする。店頭での相談に加えて、オンラインや訪問での相談も対応する。インテリアアドバイザーによるインテリア相談や整理収納のアドバイスだけでなく、眠りの環境改善相談やからだに合った枕の高さを測る測定器を導入し、快眠の手伝いをする。

日常生活をより快適に送れるよう、3Dプリンタでつくる自助具プラットフォームを持つ「ファブラボ品川」と協業し、無印良品の既存商品に追加できる「拡張パーツ」を3Dプリンタで作れるサービスを開始する。上げ下げしやすいファスナーフックやプラグを抜きやすいツマミなど顧客ニーズに合ったものを製作し販売する。

店舗2階フロアの中央には、板橋区の商店街のような賑わいや活気のある売場を設けた。東京都産を中心とした旬の野菜や果物、切花、無印良品の食品やキッチン用品など、生活の基本となる商品や地域の顔が見える商品を揃えた。

板橋区では、区民に親しまれているパンや総菜、菓子などの商品を区民から募集し、現時点で53商品を「板橋のいっぴん」に認定している。現在、これまでの商品を「殿堂入り商品」とし、新たな「板橋のいっぴん」を選定している。今回、新たに選定した「板橋のいっぴん」のコーナーを設け、認定商品の販売を行う。

忙しい毎日に必要なものを近くで手軽に買い求めたいという顧客ニーズに応え、店内で調理したデリを販売する「MUJI Kitchen」を展開する。家事の簡略化や時短になるような商品、店舗の周辺にある仕出し・総菜販売店やクラフトビール工房と協力して同店限定の商品を販売する。

「東京バタ天」は100gで250円(税込み、以下同)。仕出し・弁当販売を行う「アホウドリ」監修のメニューだ。高知県のソウルフード「芋天」から着想を得て、東京都で生産されたバターナッツカボチャを使用した。塩味のあるサクサクの衣をまとわせたバターナッツの甘みと生地の塩味が特長だ。また、東京都内2つの醸造所のクラフトビールと、御徒町のワイナリーで醸造したスパークリングワインを販売する。「板橋22エール」「板橋22IPA」はSサイズ600円、Lサイズ1000円。「板橋22スパークリング」は680円。

2階フロアにはオープンテラスとイベント開催などに使用できる「Open MUJI」を設置する。オープンテラスには板橋区内の園芸店が手掛けた植栽がある、イベントスペースである「Open MUJI」内のMUJI BOOKS売場には、板橋区が推進する「絵本のまち板橋」と連動し、東京家政大学児童学科の教員、学生と学習プログラムの一環で選書した絵本が並ぶ。絵本の読み聞かせイベントも開催する。店内壁面には絵本作家の三浦太郎さんのビジュアルを展開し絵本のまちならではの無印良品を表現する。

さらに、同店では環境に配慮した商品やサービスを展開する。具体的には、必要なものを必要な分だけ購入できる洗剤やシャンプーなどのヘアケア製品の量り売りやナッツ・ドライフルーツ、穀類の量り売りを行い、プラスチック削減に繋げる。

また、店舗屋上にコンポストを設置し、MUJI Kitchenから発生する生ごみをたい肥化し、店頭で取り扱う野菜や果物を生産する農家のみなさんに活用してもらい資源循環できるよう仕組化を進める。2階フロアには資源回収ステーションを設け、自社製品や、PET素材、保冷剤の回収だけでなく、板橋区と連携し古着回収やフードドライブの取り組みを行う。本・CD・DVDを回収し、古本買取会社と連携した取り組み「つながる絵本プロジェクト」を通じて、地域の幼稚園や保育施設へ寄付する取り組みも行う。

■無印良品 板橋南町22
所在地／東京都板橋区南町22番14号
オープン予定日／2022年11月17日(木)
営業時間／10：00～20：00(予定)
売場面積／3924.36㎡(1187坪)