オイシックス 実店舗新業態「CRAZY for VEGGY」をオープン

有機農産物などのインターネット販売を手掛けるオイシックスは24日、JR吉祥寺駅直結の商業施設「アトレ吉祥寺」に実店舗の新業態店「Oisix CRAZY for VEGGY(オイシックス クレイジー フォー ベジー) アトレ吉祥寺店」をオープンした。

 

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オイシックスが展開する実店舗としては恵比寿三越店(2010年)、二子玉川東急フードショー店(2011年)に次いで3店舗目。店舗面積は83坪で、青果や肉、卵・納豆などの日配品から、調理キット、デリ・サラダ、冷凍食品などの簡便食品まで約900アイテムを品ぞろえする。

 

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デリを初めて導入したほか、「野菜の鮮度と産地を感じられる“体験型”食品スーパーマーケット」をコンセプトにいくつかの仕掛けを盛り込んだのが特徴だ。

 

鮮度のよい高品質の野菜を販売するための取り組みとして、室温を3℃の低温に保ち野菜の鮮度を維持する独自の「エクストラフレッシュルーム」や、貯蔵することでおいしくなる野菜を保存するための「ヴィンテージベジルーム」を設置した。

 

 エクストラフレッシュルームでは、葉物を中心に販売する。oisix_freshroom_20140124

 

ヴィンテージベジルームは低温・暗室で、貯蔵時の環境を再現する。oisix_vintageveggyroom_20140124

 

また店内に本物のトラクターを置いたり、入口に牛のオブジェを飾ったりすることで、都会の店舗にいながら産地を身近に感じられる工夫を施した。

 

トラクターは実際の農場で使用されていたもの。oisix_objet_20140124

 

入口の牛のオブジェは「動物も恋い焦がれる野菜」を表現している。oisix_presentation02_20140124

 

卵を取ると「コケコッコー」と鳴く仕掛け。
卵がニワトリから生まれるのを子どもに伝えることが目的だ。
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さらに今回は、「野菜がまんなか」というコンセプトでデリを初めて導入した。約30種類の野菜の中から選ぶ「選べるサラダ」は、10万通り以上の組み合わせが可能だ。

 

デリで販売される「Oisixプレート」(1380円)。oisix_oisixplate_20140124

 

デリ内には大きな相席の「コミューナルテーブル」を設置。イートインスペースとしてだけではなく、お客との交流の場としても活用する。デリの展開によって、従来の食材販売だけでは取り込めなかった新規顧客の獲得につなげる狙いだ。

 

デリ内のコミューナルテーブル。
イートインスペースには20席以上が用意される。

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東京・吉祥寺は「住んでみたい街」の上位に挙げられる人気エリア。また子育て中の家族世帯やオイシックスの利用者が多く暮らす地域でもあるため、同社と親和性が高いと判断。今回の出店となった。

 

オイシックスは2000年6月の創業で、東証マザーズ上場企業。2013年3月期の売上高は145億円、経常利益は7億円、当期純利益は3億円。現在、ネット事業だけではなく、実店舗やショップ・イン・ショップなどリアルでの取り組みを強化して認知度向上を図っている。今後も店舗事業を拡大していく方針だ。

 

野菜に特化したオイシックスの専門性の高い店づくりは、食品販売の新しい流れとして注目したい。

 

検索キーワード: オイシックス CRAZY for VEGGY

 

 

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