西鉄ストア 都市型小型店「レガネットキュート」を出店

九州を地盤とする西鉄ストアが、スーパーマーケットの新フォーマット「レガネットキュート」を出店する。親会社の西日本鉄道が7日、発表した。レガネットキュートは100坪程度の都市型小型店舗で、即食系の商品や生鮮食品を強化したフォーマット。3月に博多駅前に第1号店を出店し、4月までに計3店舗をオープンする。今後、福岡の中心部に展開する計画だ。

 

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西鉄ストアは中期経営計画の柱として、スクラップ&ビルドによる「都市型小型店」の開発を進めてきた。その成果であるレガネットキュートのコンセプトは、「利便性を追求した都市型スモールフレッシュストア」。人口密集地やオフィス街を中心に展開し、店舗当たり年商4億円を目標とする。

 

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弁当・おにぎりや惣菜、サラダ、カットフルーツ、刺身などの即食系商品を集合陳列するほか、ライブ感を伝えるオープンキッチン、イートインコーナーを導入した。また、公共料金の収納代行やATM、宅急便などのサービスを提供し、コンビニエンスストアの機能も取り込んだ。

 

「レガネットキュート」という名称は、新鮮でおいしいものを提供する店という意味を込めた「レガネット」(スペイン語「レガーロ(贈り物)」+英語「プラネット(惑星)」)という造語に、活発で可愛らしく、女性的でコンパクトな印象を与える「キュート」を加えたもの。

 

福岡市は全国でも数少ない人口増加エリア。昨年には人口が150万人を突破し、政令指定都市では神戸市に次いで6番目の規模となった。西鉄ストアの「レガネットキュート」は、こうした都心回帰現象をはじめ、女性の社会進出の拡大や世帯規模の縮小、高齢化社会の進行などをとらえて開発されたフォーマットだ。同様の取り組みは、今後、他のスーパーマーケットでも試みられるに違いない。

 

 

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