UNIQLO 南仏マルセイユに今春新店をオープン

ファーストリテイリングは20日、南フランスの観光地マルセイユに今春開業するショッピングセンター(SC)内にユニクロを出店すると発表した。売場面積は約685㎡で、フランスのユニクロとしては5店舗目となる。

 

今回ユニクロが出店するSCは「Les Terrasses du Port」。風光明媚なマルセイユの海に面した4層の建物で、総売場面積は6万1000㎡。2600台分の駐車場を確保する。190の物販店と飲食店が入り、海岸に沿って伸びる260mの遊歩道のほか、3000㎡のイベントスペースが設けられる。飲食店は午前1時まで営業する。

 

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ユニクロは2001年にイギリス・ロンドンに出店してヨーロッパに進出した。フランスには07年12月にパリ郊外のラ・デファンスに第1号店をオープン。2013年11月末現在、ロシアを含めたヨーロッパ全体で18店舗を展開している。4月にはベルリンのグローバル旗艦店をオープンしてドイツにも進出する予定だ。

 

南欧への出店で、ユニクロのヨーロッパでの拡大戦略がまた一歩進むことになるが、昨年10月に、フィナンシャル・タイムズ紙は手厳しい分析をしている。

 

「アメリカの店舗が営業損失から抜け出せず、ヨーロッパ(英・仏・露)の店舗はほぼ破綻している」

 

もちろんアジアでは絶好調で、売上げは海外事業の約半分、営業利益は135億円で74%を占めている。

 

ユニクロのビジネスモデルが、ヨーロッパでどこまで受け入れられるか。ヨーロッパのユニクロ店頭を見る限り、顧客からの支持は十分に獲得していて、利益を出す段階は次のステップということになろうか。

 

検索キーワード: ファーストリテイリング ユニクロ フランス

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