ローソン 来月「ローソンマート」7店出店し近畿にも進出
ローソンは28日、生鮮コンビニエンスストアの最新フォーマット「ローソンマート」を4月に東京、神奈川、千葉、大阪で計7店舗出店すると発表した。近畿圏では初の出店となり、今後、同地区で店舗網を拡大する計画だ。
ローソンは先月20日、神奈川県横浜市西区にローソンマート第1号店をオープン。すでに関東圏と中部圏で4店舗が開店している。
ローソンマートは100円均一・適量小分け商品を特徴とする「ローソンストア100」を発展させた店舗で、売場面積は従来の1.5~2倍。取扱品目数も多く価格設定も幅広い。特に生鮮品は250品目を品ぞろえして、充実させている。
また、主力の従来型「ローソン」店舗とシステムを共有し、ATMや公共料金支払いなどのサービス機能を備えることで、食品スーパーマーケットに対する優位性を構築する戦略を採っている。ローソンマートに導入したサービスは、マーケットの状況に応じてローソンストア100にも順次導入する。
標準型コンビニ「ローソン」と100円コンビニと呼ばれる「ローソンストア100」、そしてそのアップサイズ版の「ローソンストア」。これらを共通のシステムや共通の物流で、運営することができれば、スケールメリットが生まれる。
イギリスのテスコは、超大型のテスコ・エクストラと、標準型スーパーマーケットのテスコ・スーパーストア、そして都市型中型店テスコ・メトロ、コンビニタイプのスーパーレット・テスコ・エクスプレスを、ひとつのシステムでオペレーションして、国内占拠率を3割以上に上げると同時に、数字上のシェアだけでなく、実利としての生産性を上げている。
これが本来のマルチ・フォーマット戦略である。ローソンはそれを志向している節がある。
玉塚元一新社長、なかなかのものだ。
ローソンは今後3年間で、ローソンマートを首都圏、中京圏、京阪神圏に500店舗展開する考えだ。
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