イオン マリンピア店を今日リニューアルオープン、「G.Gモール」2店舗目
イオンリテールは今日25日、千葉市美浜区にあるイオンマリンピア店を開店30周年を機にリニューアルオープンする。昨年5月にイオン葛西店が開店後31年目の大改装で導入した「グランド・ジェネレーションズ・モール(G.Gモール)」を、マリンピア店にも採り入れる。全国のイオン店舗で2例目となる。
マリンピア店がオープンしたのは1984年4月。ずっと全国イオンのトップ売上高を誇る店だった。しかし開店してから30年が経過し、当時ファミリー層だったお客は現在、55歳以上のアクティブ・シニア、いわゆるグランド・ジェネレーション(G.G)になっている。
こうしたG.Gを対象に、ゆったりと買物を楽しむための滞在型店舗を目指して開発されたのがG.Gモールだ。初めて導入した葛西店ではG.Gに支持され、結果としてその子・孫も合わせた3世代での来店が増加するなど、確かな成果が上がっている。
マリンピア店では葛西店と同様に4階をG.Gモールとした。全国で2店舗目となる「カフェ・ド・ペラゴロ」を中心に、周辺に「未来屋書店」、手芸専門店「パンドラハウス」、音楽・映像ソフト販売の「新星堂」をレイアウト。フロアの中心に設けられたイベントスペースでは、習い事の発表や著名人によるイベント、各種セミナーを開催する。
3階は住関連品とキッズのフロアで、従来の売場や部門にとらわれずに総合的な住生活の提案を行う「暮らしのサポートカウンター」を設置。コンシェルジュも7名配置して、3階を起点に各フロアを巡回する。千葉県初となるイオンの専門店「ぶんぐのまち」も出店する。
ファッションと服飾雑貨の2階売場では、ファミリー・トレンド・ビジネス・G.Gなどシーンごとに分けてスタイルを提案し、服飾雑貨とともにトータルコーディネートを実現する。
1階はHBCの売場。漢方薬からナチュラル&オーガニックコスメまで幅広い品ぞろえを展開する。調剤薬局は年中無休で処方箋を受けつける。
地下1階の食品売場では「簡便・少量」をテーマに売場を構成する。デリでは和洋中華惣菜の量り売りコーナー「マイセレクトデリ」を導入。レンジアップ商品や簡単に調理できる味つき食材、主食とおかずがセットになった冷凍食品「トップバリュ ワントレー」など簡便商品を多数品ぞろえする。
「イオンリカー」のワイン売場は店頭の800種類に加えて、Eコマースサイトで扱う2200種類と合わせて計3000種類のワインから選んで購入することができる。
G.Gモールをはじめ、各売場とも多店舗に水平展開できるところまでモジュール化が進んできた。イオンリテールは梅本和典社長を筆頭に、商人舎が掲げるSTPマーケティングを実践している。そのサクセスストーリーとなったのが、葛西店だ。葛西店と同様の立地ではこのグランド・ジェネレーション狙いのマーケティングが有効に働くはずだ。従って連結子会社となったダイエーを含め、店舗年齢30年前後の物件に対して今後、同様の活性化が行われる。G.Gとともに店舗も「第二の人生」を生きることになる。
【イオンマリンピア店 概要】
住所: 千葉県千葉市美浜区高洲3-13-1
改装開店日: 2014年4月25日
従業員数: 800名
駐車台数: 1500台
駐輪台数: 300台
商業面積: イオン直営 1万6077㎡、専門店 1万0741㎡
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