6月10日、ヤオコー135店目の秦野店オープンとYes! YAOKO3分類PB

この6月10日の火曜日、午前9時、ヤオコーの新店「秦野(はだの)店」がオープンする。
この店で総店舗数135店となる。

内訳はやはり埼玉県が一番多くて76店舗、次が千葉県で22店舗。
さらにちょっと意外だが、三番目は群馬県の13店舗、
東京都と茨城県がそれぞれ7店舗。
神奈川県と栃木県が5店舗ずつ。

標準的なライフスタイルアソートメント型スーパーマーケットを、
1都6県に展開するリージョナルチェーン。

これがヤオコーの全体像ということになる。

ヤオコー自身では、秦野店をこう表現する。
「地域に密着した『豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケット』」。

店舗概要は、店舗コード164。
住所 : 〒257-0015 神奈川県秦野市平沢423番地の1
電話 : 0463-82-5811 (代表) Fax 0463-82-8277
店長 : 岩崎真洋、副店長 : 石原淳一。
規模 : 敷地面積1万1458㎡(3466坪)
SC全体で延床面積7257㎡(2195坪)
SC床面積2870㎡(868坪)
スーパーマーケット店舗面積2088㎡(607坪)。

ヤオコーの初年度年商予定が15億円。
坪当たり売上高は247万円と控えめの申告。

駐車場は、206台(平面112台・屋上94台)
駐輪台数は133台・バイク置場5台。

商圏人口は1キロ圏内で1万0400人、4300世帯)、2キロ圏内では4万人、1万6400世帯。
3キロ圏内となると8万0400人で、3万2800世帯に広がる。

出店地は、小田急小田原線渋沢駅から東へ約1.5キロ、秦野駅からは西へ約2.5キロの地点。
北側には国道246号線、南側には小田急小田原線が、それぞれ東西に走っている。

完全な郊外型立地で、したがって、顧客の移動手段は主に車。
店舗へのアクセスは良好。

店舗周辺は、古くからの戸建て住宅と新築の戸建て住宅が密集する住宅地。
持家世帯が約7割で、そのうち一戸建て世帯が約7割。
人口・世帯数ともに増加傾向にあって、ヤオコーが得意とする客層だ。

年代別構成は、60代前半と30代後半がボリュームゾーン。

世帯構成は、2人世帯と単身世帯で約6割を占める。
しかし秦野市平均と比べると、単身世帯は少なくて、
2人世帯・3人世帯・4人世帯が多い。

これもヤオコーの得意の世帯構成。

営業時間は午前9時30分~午後10時00分。
休業日が少なくて、年間 2日。

この店を正社員16名、パートタイマー・ヘルパー・アルバイト延べ95名で運営する。

テナント構成が強力だ。

ドラッグストアはスギ薬局、100円ショップはザ・ダイソー、
カジュアル衣料はマックハウス、総合衣料パシオス。
それ以外のサービス機能として、
美容室のサンキューカット、クリーニングのホワイト急便。

部門の特徴は以下。

精肉。
拘り商品の美味しさを打ち出す。
エンジョイパックなどで価格にも対応。
焼肉コーナーでは横濱ビーフや馬肉、
生食コーナーでは馬刺しなどを品揃え。
これらを秦野店ならではの「名物商品化」にしていく。

鮮魚。
小田原など産地直送の今朝水揚げ商品を取り扱う。
地域一番の鮮度を打ち出す。
マグロの品揃えを充実させて、特に角切りを強化。

青果。
旬や走りの商品を積極的に取り入れて、地域一番の品揃えに取組む。
試食や提案を強化して、鮮度と美味しさを打ち出す。
野菜はトマト、果物は旬果実。
花は、洋花、仏花、苗物、花鉢、観葉植物など、季節ごとに鮮度管理を徹底。

日配
ナチュラルチーズの食べ方や料理用途などの提案に取組む。
豆腐はこれまた秦野店ならでは「美味しい商品と美味しい食べ方」を発信。
多分、地元専門店からの仕入れをするのだろう。

ドライグロサリー。
お茶は60歳代をメインターゲットに、菓子などとの関連販売を強化。
「ちょっと贅沢」なお茶のシーンを提案。
駄菓子は、子供から大人まで楽しめるコーナー化に取り組む。

酒。
なんといってもワインの品揃えを強化。
つまり品ぞろえの幅を広げて、日常飲むテーブルワインから、こだわりの国産ワインの展開まで。

住居関連。
ペット商品のなかでも、特に犬関連アイテムの品揃えを強化。

惣菜。
丸揚げ豚ヒレカツ、二層仕立てのメンチカツ、手握りおはぎ、若鶏唐揚げ、餃子などを、
看板商品に仕立て上げて、開店時から夕方の出来立て訴求まで。
「いつも美味しく買いやすい売場」を実現。

寿司。
ランチの時間帯には小量目で選べる品揃え、夕方にはこだわりの海鮮丼など。
他にはない「セミアップ商品」を打ち出し、時間帯に合わせた売場展開。

ベーカリー。
秦野名物「落花生」を使用したピーナッツメロンパンなど、メロンパンの強化。
この店のコンパリゾンのときには、必ずメロンパンを買って食べること。

夕方には揚げたてのカレーパンを展開し、出来立ての美味しさを訴求。

食パン、フランスパンは、定番品からこだわりの「セミアップ商品」まで取り揃える。

プライベートブランド。
ヤオコーのプライベートブランドは、昨25年4月1日から新スタート。
ネーミングは『Yes! YAOKO』
『Yes!(イエス!)』=『はい!』は、“ヤオコーの元気の象徴、自信 ”を表わす。
さらに『Yes!(イエス!)』は、三つの対応を意味する。
①ヤオコーの挑戦
②バイヤー(商品開発者)の熱意
③顧客との約束

三つのブランドがある。
価格帯が低い順に、Value (バリュー)、Basic(ベーシック)、Premium(プレミアム)。

Basicがエコノミーブランド。
「主力商品」で、今までと変わらないヤオコーのおすすめ商品。
NB商品と品質が同等で、安い価格帯のブランド。

Valueがコンペティティブブランド。

安さの中にもヤオコーならではの価値がある商品。
ヤオコーがこれだけは譲れない部分に、絞りに絞りぬいた提案があり、
そこに安さの価値があるブランド。

そしてPremiumがクォリティブランド。
ヤオコーでは「セミアップ商品」と呼ぶが、セミ・アップグレード商品の意味。
ヤオコーのこだわり商品で、ヤオコーが腕によりをかけて開発したもの。
ヤオコーにしかない商品で自信をもっておすすめするブランド。

新店ではこういったプライベートブランドも最新形が登場する。
そのあたりもしっかり調査しておきたい。

ストアコンパリゾン・テクノロジーを、発揮しがいのある店だ。

〈結城義晴〉

検索ワード: ヤオコー プライベートブランド ストアコンパリゾン

 

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