国内24店舗目のコストコ岐阜羽島店、11月20日オープン
コストコホールセール・ジャパンは11月20日(金)に、岐阜県羽島市に最新店「コストコ岐阜羽島倉庫店」をオープンさせる。国内24店目となる同店は、名神高速道路の岐阜羽島インターチェンジを降りてすぐの立地。東海道新幹線の岐阜羽島駅からも車で10分足らずだ。
また、店舗に先駆け、ガスステーション(ガソリンスタンド)を10月16日(金)にオープンさせている。
ちなみに至近距離にホームセンターのバローメガストア羽島インター店がある。業態が違うため、直接競合とは言えないが、それでもバローにとってはコストコの出店は大きく影響するはずだ。
また10月10日から、オープン前日までの期間限定で、事前の早割り新規入会登録キャンペーンを展開している。岐阜県在住者が対象で、全国のいずれかの店舗か、インターネット登録のいずれかで新規登録すると、通常の年会費が1000円割引となる。インターネット登録は最近始めたサービスだが、これは店舗で行うより格段に便利だ。
コストコホールセール・ジャパンは、今夏、石川県野々市市に「コストコ野々市倉庫店」、富山県射水市に「コストコ射水倉庫店」と北陸に2店舗、そして、東北初進出となる山形県上山市に「コストコかみのやま倉庫店」を新規出店したから、今回の岐阜羽島店で今年は、4店舗を新規出店したことになる。
これまでは首都圏などの大都市圏への出店が多かったが、ここにきて、地方への出店が加速してきている。特に物流網の効率化からか、北陸・中部圏への出店が多くなっている。
商人舎では、コストコのビジネスモデルを考えれば、各都道府県に1店舗は確実に出店できるとみており、まだまだ出店攻勢は続くはず。セブン-イレブンではないが、やがて必ず全都道府県展開は実現される。
コストコは2015年8月25日時点で、世界に687店舗を展開する。2015年のグローバル500(FORTUNE誌)では、ウォルマート、CVSヘルスに次ぐ小売業第3位に躍り出た。クローガーもあっという間に追い越された。
発表されている2014年8月期の年商は、1126億4000万ドル(120円換算で13兆5168億円)、伸び率7.1%。会員数(家族カード含む) は、2015年2月15日段階で、7870万人。
(写真は米国の店舗)
出店は米国(43州)&プエルトリコで480店、カナダ(9州)で89店、イギリス27店、台湾11店、韓国12店、オーストラリア7店、メキシコ(18州)36店、スペイン2店。本国アメリカは500店に迫るダントツの店舗網を築くが、カナダ、メキシコ、イギリスに次いで、日本は5番目の店舗数。イギリスを抜くのも間近だろう。
「良いものを安く」――これがコストコの商売の本質だが、同時にリミテッドアソートメントで、補完的な品揃えだ。オーバーストアの流通先進国でこそ、コストコの強みが発揮される。日本はコストコにとって、最適のエリアの一つだ。
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