「マツモトキヨシ」タイ王国に1号店オープン!
平成27年10月28日、マツモトキヨシホールディングスはタイ王国バンコクのショッピングモール セントラルプラザラプラオに、ドラッグストア「マツモトキヨシ」海外第1号店をオープンした。
平成27年8月4日付でセントラル&マツモトキヨシリミテッドが設立されている。この会社はその名の通り、マツモトキヨシホールディングスとセントラルフードリテールの共同出資によって誕生したが、ドラッグストア事業の開発・運営を事業内容としている。
マツモトキヨシホールディングスのグループ経営理念は、「1st for you. あなたにとっての、いちばんへ。」。美と健康の分野でなくてはならない企業を目指し、日本国内に広くドラッグストアを展開中。同社の中長期的な経営戦略のひとつが、海外市場における事業・資本提携等の推進にある。
今回、セントラルフードリテールと、同社店舗内においてテストマーケティングを実施し、タイにおける新たなドラッグストア事業展開の可能性について協議・検討を重ねた。その結果、事業展開に有望な市場であるとの判断がなされ、セントラル&マツモトキヨシが設立され、同時に出店準備が進められ、今回のオープンとなった。
<マツモトキヨシ ラプラオ店 店頭写真>
(*マツモトキヨシホールディングス ホームページより)
店舗の概要
店 舗 名 マツモトキヨシ ラプラオ店
所 在 地 セントラルプラザ ラプラオ B1
店 長 名 パッタラポーンタナヒランヤー
売場面積 253㎡
取扱商品 医薬品、健康食品、化粧品、衛生用品、日用品、食品等
営業時間 10:00 ・ 22:00
定休日 無休
プレオープン:平成27年10月28日午前10時
グランドオープン:平成27年10月31日午前10時
なお、セントラルプラザ ラプラオがあるチャットチャック周辺は、バンコク北部エリアのターミナルで、多くの大型店が出店している。このモールにも海外ブランドなど日本やタイで人気のショップが入居し、日系のレストランなども多数展開している。地元の人々だけでなく、旅行者やバンコク在住の外国人にも人気のスポットだ。
タイには、2012年にツルハドラッグが、大型商業施設「ゲートウェイ・エカマイ」内に第1号店を出店した。もともとツルハは「おもてなしの心」を基本戦略とした店で、このタイ進出で最も難しかったのが従業員教育だった。余談になるが、この『おもてなしの心』という、日本では当たり前とされているサービスのタイ語訳は存在しない。しかし、ツルハはそれを克服して、成功をおさめ、今ではチョンブリー、チェンマイなどあわせて、20店舗以上となった。最近では2015年10月14日にシラチャイオン ショッピングセンター店をオープンしたばかりだ。
現在、訪日外国人が日本のドラッグストアで「爆買」をしていることは広く報道されていているが、自国に日本のドラッグストアがあれば、それは必ず人気を博するに違いない。マツモトキヨシの「1st for you. あなたにとっての、いちばんへ。」の経営理念が堅守され、同時に「微笑みの国」のマーケットに土着することが条件ではあるが。
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