㈱田子重の新店「清里店」(588坪)で静岡県内初の事業所内保育施設設置
(株)田子重(本社・静岡県焼津市、曽根誠司社長)は静岡県中部地区に11店舗を展開するローカルスーパーマーケット。オール日本スーパーマーケット協会(AJS)の正会員企業。
2014年度の売上高は217億円。1店平均19億7200万円とローカルスーパーマーケットでは好成績を残す。
その田子重が3月1日にオープンさせる「清里店」に、静岡県内では初めて事業所内保育施設を設ける。名名称は「たごじゅう保育所」。
(画像は田子重公式サイトより)
小売業は現在、人材採用が深刻な課題。子どもを抱える若い女性社員が働きやすい環境を整えるためのひとつの施策で、これは実にいい。
たとえばRF1のロック・フィールドは、静岡ファクトリーに、保育施設を設け、工場で働く女性たちを支援する。女性パートタイマーが主役となるスーパーマーケット店舗にこそ、こうした取り組みは必要だ。
藤枝市北部の国道1号バイパス薮田東インターの北側では宅地開発事業が進められている。田子重清里店は、その新興住宅エリアへの出店。田子重にとって藤枝市出店は2店目で、同市の中では数少ない人口増加地区。
2014年の国税調査では、半径1km圏内の1次商圏には2125世帯5889人、2km圏内の2次商圏は8352世帯2万2864人が居住する。
店舗は1層で、延べ床面積4450㎡(1346坪)、売場面積1944㎡(588坪)。バックヤードは945㎡(286坪)と広く取って、生鮮食品のインストア加工を、最大の武器にしている。
年中無休で9時~24時の営業時間。67人(うち社員18名)体制で、年商目標は15億円。
田子重は、AJS会員企業らしく「普段の食生活」に重点を置いたマーチャンダイジングを進めるが、今回の清里店では既存店にはない新たな品揃えを試みる。
青果売場では静岡農学部が開発したトマト「静大そだち」や、田中農園直送の「田中さん家のセロリ」などの独自商品を品揃えする。鮮魚売場には対面販売方式を導入。圏内漁港の水揚げ商品以外にも、福井小浜浩太長崎港など県外の有名漁港からの商品を強化する。
惣菜売場のインストアベーカリーではスクラッチ製法の商品も扱う。
ハード面では、清里地区の景観に調和する明るく開放的な店舗デザインを採用。さらに雨の日でもぬれずに利用できる屋根付き駐車場を56台用意する。総駐車台数は213台で、駐車スペースは広めの2.6m。また店内のイートインコーナーは既存店よりも広く取るなど、利用客がストレスなく利用できる駐車環境や、快適に過ごせる買物空間づくりを目指した。
「田子重清里店」店舗概要
住所/静岡県藤枝市清里1-2-1 TEL:054-648-1200
店長/小林司(こばやしつかさ)
従業員数/67名(正社員18名、パートタイマー・アルバイト社員49名
建物規模/延べ床面積 4450㎡(1346坪) 売場面積1944㎡(588坪)、バックヤード945㎡(286坪)
駐車台数/213台(うち屋根付き56台)
駐輪台数/110台
営業時間/9:00~24:00(年中無休)
年商目標/15億円
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