ライフ新フォーマット1号店「ビオラル靭店」が6月25日オープン

（株）ライフコーポレーションの新フォーマット「BIO-RAL」の1号店「ビオラル靭（うつぼ）店」がいよいよ6月25日（土）にオープンする。すでに新フォーマットのコンセプトは商人舎マガジンのデイリーニュースで報告しているが、その詳細が発表された。

改装オープンする「ビオラル靭店」は、大阪地下鉄千日前線「阿波座」駅徒歩3分に立地。
周辺は中国領事館があるなど環境もよく、交通の利便性もあって、20～40代が多く、単身世帯が過半数を占める。ライフは今年3月30日に靭店の至近距離に、「ライフ阿波座駅前店」を新規出店している。そのため靭店は、今度は新フォーマットに改装して、異なるマーケットを狙おうというわけだ。

店舗は、2層。
1階が食品売場、2階はライフのお客様休憩所「ビオラルガーデン」とテナント「セリア」。
ライフの売場面積は964㎡、約290坪。ただし、2階の休憩所を除くと250坪ほどか。

BIO-RALのキーコンセプトは
1.オーガニック（有機）
2.ローカル（地元・地域）
3.ヘルシー（健康）
4.サスティナビリティ（持続可能性）
それを実際の売場づくりに、どう反映させたのか。

売場はほぼ正方形。出入口は1カ所。
正面右側の入口を入ると、時計と反対周りのコンコース沿いに、右翼は農産、鮮魚、奥壁面に精肉、惣菜、そして左翼に冷凍食品、飲料、酒を配置。

 エスカレーターで誘導する2階はご覧の通り。

農産部門はコンコースの平台で、「農家さんの直売所」コーナーを展開する。
提携農家から直送される和歌山県産の野菜・果物がメイン商品。また「ライフナチュラル・オーガニック」コーナーでは、有機JAS認定の青果物から下茹で野菜、乾燥野菜など加工品を揃える。
入口を入って左手の一等地には和歌山県特産農産物を主原料にした「ジェラート」の対面販売コーナーを設置。

これまでスーパーマーケットでは「地産地消」コーナーは、お客の主視線から外れた場所に設けることが多かった。なぜなら「売り切れごめん」の商売だったから。
今回の靭店は、「農家さんの直売所」でローカル商品を主力に展開するという画期的な取り組みにトライする。

精肉売場では、抗生物質・合成抗菌剤を使用しない「群馬県産えばらハーブ豚」「鹿児島県産薩摩ハーブどり」、無添加のハムソー、無えんせき、減塩、アレルギー配慮型のヘルシー志向商品をそろえる。

惣菜も同様に健康に配慮商品として、スーパーフードや国産原料を使い、店内で調理するグラタンやサラダなどをビュッフェ方式で提供。店内で販売される野菜や有機調味料を使った「ビオラル専用商品」、料理研究家・木村みどりさん監修の「みどりのごはん」、店内精米の手作りおにぎりなど、ビオラル独自の商品を訴求する。

ほかにも精米加減が選べるお米の量り売りコーナー、有機JAS認定の加工食品、オーガニック植物エキス配合の「Nature＆Co」のコスメ、話題の水素水などなど、ビオラルのキーワードに沿った商品群が並ぶ。

「ビオラル」は都市型コンセプトの新フォーマット。若い世代の比較的多い阿波座の街にどれほど浸透するのか。大阪視察時には必見の店舗だろう。

■ビオラル靭（うつぼ）店
住所／550-0004　大阪府大阪市西区靱本町3-5-18
改装オープン／2016年6月25日（土）
建物構造／鉄骨地上2階建て
売場／1階　ライフ　　2階　ライフ・セリア　　
駐車場／1階平面
売場面積／1496㎡（ライフ964㎡）
店長／渡邉　潤
従業員数／64人（社員9人、パートナー55人）
営業時間／10：00～22：00

検索キーワード　：　ライフ　　ビオラル　　BIO-RAL　　健康　　大阪　　阿波座