イオンサヴール・Picard(ピカール)1号店、11月23日青山骨董通りにオープン
イオンサヴール㈱(本社:千葉県、小野倫子代表取締役社長)が、フランス生まれの冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」の日本1号店となる「Picard青山骨董通り店」を、11月23日(水)に出店する。
Picardは、Picard Surgelés SAS 社(CEO:Philippe Dailliez)が展開する冷凍食品専門のスーパーマーケット。フランスを中心に、イタリア、ベルギー、スウェーデン、そしてスイスとヨーロッパ5カ国に、現在1000店舗を超えて展開されている。商品は、前菜からでデザートまで1000SKUを超え、毎年200品目の新商品が発売されている。Picardブランドは、フランス人が選ぶ好きな食べ物ブランド調査(éditialis社とOC&C Strategy Consultants社による調査「L’Enseigne préférée des Français」)で5年連続第1位を獲得するなど超のつく人気。冷凍食品の保存性、調理の手軽さ、商品のクオリティと安全性から、日常食はもちろん、ホームパーティやレストランでも利用される。
Picardは、商人舎でもいち早く注目し、2015年1月号で取り上げている。
「フランス冷食専門店ピカール深堀り研究①②」を参照してもらいたい。
イオンサヴールは、この青山骨董通り1号店のオープンに続き、年内に中目黒店(12月初旬)、麻布十番店(12月初旬)と都内2カ所で出店を計画する。さらに1号店オープンに先立ち11月17日(木)にEコマース店舗をオープンさせる。また、従来、総合スーパー「イオン」で展開されていたPicardコーナーは、「Petit Picard」と改称し、売場を刷新する。
イオンサヴールではPicard商品によって、“頑張りすぎずに素敵に生活する、「エフォートレス」なくらし”を提案していきたいとする。エフォートレス(effortless)とは、世界45カ国で刊行されている女性誌の「ELLE」が発信したトレンドワードで、「努力を要しない、軽々とやってのける」などの意味。つまり冷凍食品によって女性の食事づくりの負担を軽減していく。
1号店となる「Picard青山骨董通り店」では、パリでも人気の野菜料理、美しいアペリティフ、デザートをはじめ、ファッショナブルでバラエティに富んだ200以上の商品をフルラインで品揃えする。フランスのPicard店舗のコンセプトと同様に、専門店として、朝食・昼食・夕食、ティータイム、パーティなど食シーン別の提案と展開を目指す。とくに12月のパーティシーズン、Xmasシーズンの食需要に向けて訴求していく。
2014年11月20日にオープンしたイオン多摩平店で初導入されたPicardだが、複数店舗での実験検証を繰り返し、いよいよ単独での専門店展開に移る。本格メニューだけに高価格商品ではあるが、固定ファンが着実についてきた。Eコマースサイト稼働と合わせ、冷凍食品市場の新たな需要掘り起こしにつながる予感は十分にある。イオンが追及する「ユニット」は本来、このPicardのフローズンフードようなものだ。Picardはその最適のモデルとなる。見学者も殺到し、日本の冷凍食品市場は大いに刺激を受けるだろう。
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