家電量販店ノジマが神奈川3店舗で「 EMIEW3」の実証実験

家電量販店の㈱ノジマがヒューマノイドロボット「EMIEW3(エミュー3)」を活用した、接客の実証実験を行う。開発は㈱日立製作所。神奈川県内のノジマ3店舗において12月10日から2日間ずつ行なわれる。

設置店舗は下記の3店舗。
  MARK IS みなとみらい店(12月10日~11日)
  トレッサ横浜店(12月14日~15日)
  横須賀店(12月17日~18日)

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(ノジマ ニュースリリースより)

「EMIEW3」が実証実験において行う接客内容は、来店した顧客に対して売場の案内やお薦め商品の案内。接客・案内サービスの品質向上を目的としたロボット活用の可能性を検討し、新たな付加価値の創出をめざすという。ノジマでは今後もロボットを活用する店舗の拡大を検討している。EMIEW3の身長は90センチ、体重は15キロで、足に付いた車輪で自立走行し、転倒しても自動で起き上がることも可能となっている。

日立は、2005年に人と対話し行動するロボット「EMIEW(エミュー)」を開発。次いで2007年には自律走行機能を搭載した「EMIEW2」が公開され、2016年4月に人工知能を搭載したロボット「EMIEW3」を発表した。すでに羽田空港やJR東京駅において実証実験を始めている。羽田空港では、9月に空港の利用者に対し、施設の案内を行う接客実験が行われている。日本語と英語の対応が可能で、今後は中国語、韓国語にも対応し、2018年度の商用化を目指している。つまり東京オリンピックでの利用を視野に入れる。

また、東京駅では10月には、さまざまな接客機能の検証を行っている。具体的には、併設したディスプレー上に映る画像や動画と合わせて、問い合わせへの対応や、電車の発着ホーム、構内施設の場所、駅周辺の観光名所などの案内だ。日本語、英語、中国語の3カ国語をこなすため、訪日外国人の接客にの検証も行われている。

人型のロボットといえば、ソフトバンクの「ペッパー」や、ホンダの二足歩行ロボ「ASIMO(アシモ)」などが開発され、人との共存に向けた取り組みが進められている。話題性だけではない。今後は、介護の現場でのコミュニケーションツールとして、あるいは人手不足に悩む小売業での接客対応や、インバウンドの多言語接客など、その可能性は高い。2020年の東京オリンピックの開催に向け、ロボットの「おもてなし」も実現するかもしれない。
ノジマでは、神奈川県を皮切りに実証実験を行なっていきたい意向だ。

>>>ノジマホームページはこちらから

検索ワード : ノジマ 日立製作所  EMIEW3  羽田  東京駅  ロボット

 

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