武蔵小金井駅南口再開発で1万1500㎡の商業施設を整備
野村不動産は1月16日、計画を推進中の「武蔵小金井駅南口第2地区第一種市街地再開発事業」が1月13日に、権利変換計画について東京都知事の認可を受けたと発表した。今後は、解体除却工事と再開発ビル新築工事着工に向けて事業を推進する。
野村不動産は、2015年8月に再開発組合の設立認可を受けて以来、住宅保留床や商業保留床を取得する単独の参加組合員として本再開事業の推進に関わっていた。
JR東日本中央本線の武蔵小金井駅は、東京都多摩地区に位置する小金井市のほぼ中央に立地する。小金井市は市内のほとんどが住宅地で、企業が少ない典型的なベッドタウン型の都市だ。2016年10月1日現在の推計人口は12万2977人。東京都特別区部への通勤率は39.8%(平成22年国勢調査)に及ぶ。
野村不動産としては、住宅・商業等による複合再開発事業として取り組んだ相模大野駅西側地区(2013年春竣工・開業)に次ぐ、複合再開発事業となる。
事業では、地上26階・地上24階建のツインタワーマンションを計画。住宅約720戸、住宅共用部としてフィットネススタジオ、ライブラリーラウンジ、パーティーラウンジ、キッズルーム、ゲストルームなどを整備する。
また、地上1~4階には生活利便機能を揃えた地域密着型の商業施設(1万1500㎡)の整備を予定しており、権利者が取得する床以外を野村不動産が取得する予定だ。
低層部の商業施設では、街に開かれたコミュニティ広場の空間を活かし、地域の人々の日常生活をサポートする<食>を中心としたゾーンやエリアに不足している多世代向けのファッション・雑貨店の導入を計画する。
飲食店・クリニックモール・子育て支援機能の導入など、多世代が利用でき交流を促す、地域に密着した施設づくりをおこない、地域全体の利便性と街の魅力の向上に寄与する。
1月に工事に着手し、2019年度の工事が完了する予定。2020年6月には、住宅分譲部分の入居を開始する予定だ。
<計画概要>
名称:武蔵小金井駅南口第2地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都小金井市本町6-1827-1他
地域地区:商業地域/防火地域
計画容積率:約510%
敷地面積:約1万4200㎡
延べ面積:約10万7900㎡
主要用途:住宅、店舗、子育て支援施設、駐車場、駐輪場等
階数:地上26階・24階地下2階
高さ:約95m
駐車場:約460台
駐輪場:約1740台
工事着手:2017年1月(予定)
工事完了:2019年度(予定)
入居時期:2020年6月・住宅分譲(予定)
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