東急電鉄が2019年、南町田グランベリーモール跡地にライフスタイルセンター
東京急行電鉄は東京急行電鉄田園都市線「南町田」駅前に、2019年度をめどに、新たな商業施設を開業する。
これは、2月12日に閉館したショッピングモール「グランベリーモール」の敷地を再整備するもの。計画は2017年から町田市と東急電鉄が共同で推進している南町田駅周辺の再開発工事「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」の一環。隣接する駅や鶴間公園と一体となった商業施設の開発を進める。
発表された概要を見ると、アメリカのショッピングセンター分類では「ライフスタイルセンター」と呼ばれる最新スタイルであることがわかる。ライフスタイルセンターには物販という「モノ」の販売機能だけでなく、公園や映画館、ホテルなど、「コト」の提供機能がある。そしてそれらのさまざまな組み合わせがある。
ライフスタイルセンター開発で大事な点は、街づくりの統一感だ。今回の施設デザインには世界的に著名なラグアルダ・ロウ・棚町建築事務所のデザイナーPablo Laguarda(パブロ・ラグアルダ)氏が起用された。そのデザインコンセプトは「ヴィレッジ型空間」で、街や自然との調和が図られる。
施設コンセプトは「生活遊園地~くらしの楽しいがあふれるエンターテイメントパーク~」。
今回のライフスタイルセンターは、街歩きの楽しさが感じられる「買物空間」と、食、遊び、ライフスタイルなどをテーマにした体感型施設「くらしのエンターテイメント空間」を備えた商業施設、さらに自然を感じながら異なる楽しみ方ができる7つの広場で構成される。また敷地の建物施設は、2層または3層の建物を中心としたオープンモール形式となる。
施設名称は未定。店舗数はグランベリーモールの2倍、約200店。好評だったアウトレットはさらに拡充する計画だ。アメリカの最新ショッピングセンターのライフスタイルセンターとアウトレットセンターのコンバイン型が今回の特徴である。
ついでに、同じ時期に南町田駅もリニューアルされる。公園や商業施設と融合した開放的な駅空間にするとともに、エスカレーターやホームドアが設置され、安全性と利便性の向上が図られる。
■施設概要
所在地/東京都町田市鶴間3-3-1、4-1他
敷地面積/約8万3000㎡
延床面積/約15万1000㎡
店舗面積/約5万3000㎡
店舗数/約200店
駐車場/約2100台
着工/2017年5月頃
開業予定/2019年度
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