イオンモール木曾川、食を中心に3期に分けて大リニューアルの新手法

イオンモール(株)は「イオンモール木曽川」(愛知県)の大規模なリニューアルを、今年春から秋にかけて実施する。

イオンモール木曾川は、2004年6月にオープンしている。今年で13年目を迎える。
この間、2010年にも大がかりなリニューアルを行っているが、今回のリニューアル規模はそれをしのぐ過去最大。

モール出店約170のうち、103店舗を刷新。つまり6割の店舗がリニューアル対象ということになる。

今回のリニューアルの特徴は「春」、「夏」、「秋」の3期に分けて実施すること。
コンセプトは、「ちょうどいい上質」「ちょっといいセンス」を実現する“ローカル型好感度モール”。

イベントスペースのリニューアル(モール北側の吹き抜け空間「ノースコート」を愛知県最大となる約500㎡[151坪]に拡張)や、”高質”、”高感度”をキーワードにした専門店の導入など、文字通りハード・ソフト両面で進化を目指す。

そのなかで大きな特徴として挙げられるのが“食”の強化だ。

AEON
「フードフォレスト」として生まれ変わるフードコート。

1階フードコート「フードフォレスト」のは4月21日にオープンして、全面改修する。座席数も約100席増やして、約1000席に増席。小上がり席の設置や、キッズゾーンも刷新。食事提供の新店3店舗を導入し、6店舗がリニューアルする。また、新たな食のコンセプトゾーン「つむぐダイニング」は夏に新設される。メニューやレストランブランドのみならず施設面も含めて、充実を図る。

こうした“食”の強化は、イオングループ全体の戦略ともリンクする。

たとえば、イオンリテールでは本州と四国のイオン約350店を5年の期間をかけてすべて改装する計画で、順次着手している。その際、重点ポイントになっているのが、地域の実情に合わせた売場や生活提案型売場への改装である。さらにメイン戦略は食品強化にある。

今夏予定されるイオンモール木曾川の核店舗「イオン木曾川店」の改装も、ほかの既存店改装と同じように、食品を軸にし、ライフスタイルにフォーカスした改装となるだろう。

イオンモールは、15年2月期(2014年度)から中期経営計画を新たに策定し、持続的成長と高い収益性を兼ね備えた強靭な企業体質の構築に取り組んでいる。
今回の「イオンモール木曾川」の大規模リニューアルも、イオンモールの描く成長戦略の一環と捉えることができる。

また、積極的な改革姿勢は、地域社会の活性化の促進にもつながる。

検索キーワード:イオンモール イオンモール木曾川 イオン木曾川店 イオンリテール 

関連カテゴリー

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧