南九州サンクス 21日からローソンに鞍替え

サークルKサンクスがまた陣地を失う。

 

熊本県と鹿児島県で展開する中・南九州のエリアフランチャイジーは、

南九州サンクス。

この企業が、今月21日付けでローソンに移行する

 

ローソンはすでに、熊本市と鹿児島市に承継会社を設立している。

FC店オーナーとの契約が済んだ店舗から、

順次、ローソンへ改装する。

 

南九州サンクスは、

鹿児島県最大手の商社・南国殖産と、

サークルKサンクスとの共同出資会社。

 

今年3月末現在、鹿児島県に85店舗、熊本県に27店舗

112店舗のサンクス店舗を出店している。

 

南九州サンクスは、

鹿児島100店舗・熊本50店舗の150店体制を目指していたが、

2011年にセブン‐イレブンが鹿児島県に進出して、状況が一変。

 

現在、セブン‐イレブンは両県に247店舗

ファミリーマートが123店舗

ローソンは6月末現在105店だから、

南九州サンクスが加わることで132店舗となり、

ファミマを抜いて2位に躍り出ることになる。

 

5月にはローソンへの鞍替えが明らかになっていた南九州サンクス。

 

サークルKサンクス離脱の動きは止まらない。

 

2011年に富山のエリアフランチャイジー・サンクスアンドアソシエイツ富山が、

翌2012年には千葉が本拠地のCVSベイエリアが脱退し、

それぞれローソンに鞍替え。

サークルKサンクスは次々と有力エリアフランチャイジーを失っている。

 

コンビニ業界はセブン‐イレブンを筆頭に、

ローソン、ファミリーマートの3強時代に入った。

つまり、「三占」の状況。

 

今後、大手2社の「複占」へと進むことになるのか。

コンビニ業界が飽和に近づく中、収斂に向けた動きが加速している。

 

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