とくし丸news|デリシア(長野県)・松源(和歌山県)と移動スーパーの業務提携

移動スーパー事業を展開する(株)とくし丸(徳島県徳島市、住友達也社長)は、スーパーマーケット企業の(株)デリシア(長野県松本市、萩原清社長)と(株)松源(和歌山県和歌山市、桑原太郎社長)と事業提携した。

デリシアは、長野圏域に65店舗(外食事業4店舗を含む)を展開する。松源は和歌山県、大阪府、奈良県
に40店舗を展開する。デリシアは甲信越で、松源は関西のそれぞれのエリアで移動スーパー事業を展開していく予定だ。

移動スーパーとくし丸は販売パートナーと呼ばれる個人事業主が、とくし丸車両を所有して、提携スーパーマーケットが扱う生鮮食品や生活雑貨等400品目1200点を積み込んでルートを回り販売する。仕入れ買取ではなく、「販売代行」を行うという仕組みだ。

地域の過疎化や核家族化などによって買物難民は全国で825万人と推定される(2018年農水省調査)。また最近は、高齢ドライバーによる重大事故が多発したことから、2018年には全国で42.1万人が運転免許を自主返納している(警察庁統計)。さらに国立社会保障・人口問題研究所の調査では、6年後の2025年に全都道府県で一人暮らしの世帯割合が最も大きくなり、単身世帯の高齢化も進むと推測している。このような社会的背景や高齢者の見守りという観点から移動スーパーのニーズは高まっていくと見られている。

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