森ビルnews|虎ノ門・麻布台に高さ日本一(330m)のビル中心に街づくり
森ビル(株)(東京都港区、辻慎吾社長)は8月5日に、都市再生事業「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」の着工を開始する。竣工予定は2023年3月末である。コンセプトは「Modern Urban Village」で、超近代的な街づくりが行われる。その象徴となるメインタワーの高さは約330mで、大阪市の「あべのハルカス」(300m)を抜いて、日本一のビルとなる。
計画区域は東京タワーの近隣という都心中の都心で、広さは約8.1ha(8万1000㎡)。約6000㎡の広大な中央広場を中心に、オフィス、住宅、ホテル、インターナショナルスクール、商業施設、文化施設など、多様な都市機能を融合させた街をつくる。就業者数約2万人、居住者数約3500人で、想定年間来街者数は、2500~3000万人を見込んでいる。
オフィスは、メインタワー(7~52階)を中心に西棟と低層棟に設ける。住宅は、メインタワー(54~64階)、西棟(6~64階)、東棟(14~53階)、低層棟(6~8階)に設けられる。商業施設は、約7000坪に約150店舖を展開し、中央広場の地下には、1212坪の大規模なフードマーケットが設置される。
■虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 概要
事業者/虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
区域面積/約8.1ha(施行地区面積)
敷地面積/約6万3900㎡(約1万9330坪)
延床面積/約86万0400㎡(約26万坪)
主要用途/住宅(約1400戸)、事務所(約21万3900㎡(6万4818坪))、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約1万4000㎡)、中央広場(約6000㎡(1818坪))、文化施設(約9000㎡(2727坪))等
緑化面積/約2.4ha
駐車場/約1880台
事業費/約5800億円
着工/2019年8月5日
竣工/2023年3月31日(予定)