イオンnews|北海道電力と災害時に相互支援
イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)と北海道電力(株)(札幌市中央区、藤井裕社長)は9月3日、「災害時における相互支援に関する協定」を結んだ。これにより大規模災害の発生時には協力して被災者支援を行う。両社は内閣総理大臣から指定公共機関に認定されている。
2018年9月に北海道胆振東部で最大震度7の地震が発生し、日本で初めてとなった北海道全域の大規模停電、いわゆるブラックアウトが生じた。これが今回の協定提携の背景にある。
大規模災害発生時にイオンは北海道電力に対して、支援物資の提供と復旧拠点設営用のスペースを貸与する。一方、北海道電力はイオンからの要請があれば、イオンの施設およびイオンが設置した一時避難場所への電力を可能な限り供給する。
イオンは、2016年3月に、東日本大震災以降の防災への取り組みを踏まえた「イオングループBCM(事業継続マネジメント)5カ年計画」を策定している。「情報システム」「施設・物流」「訓練」「外部連携」の5つを重点分野に掲げてBCMを進めている。